戦国時代〜神呪寺・鷲林寺 カテゴリ:中世戦国時代 西宮市きっての古刹に、神呪寺(かんのうじ)があります。 神呪寺 西宮にそびえる神の山、甲山の中腹に伽藍を構え、それは見晴らしがよく市内は一望、天気がよければ大阪湾をぐるりと見渡せます。 神呪寺HPによれば、創建は天長5年(828)、第53代淳和天皇の第四の妃であった如意尼が甲山にやってきたことに始まり、3年後に本堂落慶ということですから相当な早さです。これら由来は虎関師練(鎌倉時代の名僧)の「元亨釈書」によるものですが、如意尼という妃については実在の証明も難しく、弘法大師空海も登場しますのでなかなかに実際のこととは考えにくいのが実情です。しかし、別史料である帝王編年記にも淳和天皇の事蹟であると書かれていますので、信用していいでしょう。 本堂 「淳和天皇聖跡」と顕彰されています。 伝承では、仏の導きで如意尼が甲山に神呪寺を建立したところ、鷲林