5日前、痛恨の敗北を喫したアウェイゲームで――。 4-3-3は「一か八か」ではなかった 実はサウジアラビア戦でも日本はボール非保持の場面で、従来の4-4-2(4-2-3-1)ではなく4-3-3にしてボールを奪う機会を窺っていた。 遠藤航がアンカー、柴崎岳と鎌田大地がインサイドハーフの位置に構えて、相手の中盤3枚(2ボランチとトップ下)をマンマークで捕まえようとしていたのだ。 しかし、サウジアラビアのボランチが最終ラインに下がってビルドアップに加わったり、中央に侵入してくる相手のウイングを捕まえられなかったりして押し込まれ、うまくハメられないまま中途半端な出来に終わってしまう。 「中盤でマンツーマン気味にやるのはそんなに悪くなかったと思います。マンツーで付いたのは、前から行かせたかったからというのがあって。(左ウイングの南野)拓実と(右ウイングの浅野)拓磨を相手センターバックに行かせるという