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  • 民主政の終わり - 内田樹の研究室

    都知事選の翌日にニッポンドットコムという媒体からインタビューを受けた。以下はその記事に少しリタッチしたもの。 今回の都知事選では、選挙は民主主義の根幹を為す営みであるという認識がかなり深刻な崩れ方をしているという印象を受けた。選挙というのは有権者が自分たちの立場を代表する代議員を選ぶ貴重な機会であるという認識が日本からは失われつつあるようだ。 投票する人たちは「自分たちに利益をもたらす政策を実現してくれる人」を選ぶのではなく、「自分と同じ部族の属する人」に投票しているように私には見えた。自分と「ケミストリー」が似ている人間であるなら、その幼児性や性格の歪みも「込み」で受け入れようとしている。だから、仮に投票の結果、自分の生活が苦しくなっても、世の中がより住みにくくなっても、それは「自分の属する部族」が政治権力を行使したことの帰結だから、別に文句はない。 自分自身にとってこの社会がより住みよ

    • 2024年7月12日(金)の日録。 - 松村かえるの「かえるのねどこ」

      新・雑談のメモ(3) サービス残業が堂々と統計でわかる国。なんとかしろ労基署。 撤退するわけがない。 風聞の傍証 なぜ批判が目立つようになったか。 これ、為替介入じゃないの? 12日の記録。 新・雑談のメモ(3) きちんと筋道たててまとめる気力がないため、6月29日と30日に知人と行った雑談の記憶にある範囲を記します。裏をとる作業を省いているため内容は保証しません。 サービス残業が堂々と統計でわかる国。なんとかしろ労基署。 「ひろゆきとT橋がいまごろ論戦やってますね。たまたまyahooニュースとかでああだこうだと取り上げられてるから、久しぶりにクルーグマンの「日本について再考する」をながめてみたんです。むろん、ディープエル翻訳だよりでしたけれど」 「あれは翻訳があるでしょう」 「最後は(学部生時代の教官)の名前でgoogle検索して、翻訳にたどりついたわけです。やっぱりちゃんとした翻訳と、

        2024年7月12日(金)の日録。 - 松村かえるの「かえるのねどこ」
      • 内田樹さんの見た都知事選:「性善説」あざ笑う人の祭り

        今回の都知事選が見せつけたのは、社会制度のもととなる「性善説」をあざ笑う風潮ではなかったか。しかもこの風潮を生んだのは安倍晋三政権以来、3代にわたる自民党の「行政府>立法府」の態度ではないか。思想家の内田樹さんはそう考えている。 内田 樹 UCHIDA Tatsuru 1950(昭和25)年、東京生まれ。神戸女学院大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専門は20世紀フランス文学・哲学、武道論、教育論など。第3回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』)2010年度新書大賞(『日本辺境論』)、第3回伊丹十三賞を受賞。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」主宰。 失われつつある選挙への基本認識 今回の都知事選では、「選挙は民主主義の根幹をなす営みである」という認識が崩れてしまったという印象を受けた。選挙というのは有権者が自分たちの立場を代表する公人

          内田樹さんの見た都知事選:「性善説」あざ笑う人の祭り
        • 民主政の終わり - 内田樹の研究室

          都知事選の翌日にニッポンドットコムという媒体からインタビューを受けた。以下はその記事に少しリタッチしたもの。 今回の都知事選では、選挙は民主主義の根幹を為す営みであるという認識がかなり深刻な崩れ方をしているという印象を受けた。選挙というのは有権者が自分たちの立場を代表する代議員を選ぶ貴重な機会であるという認識が日本からは失われつつあるようだ。 投票する人たちは「自分たちに利益をもたらす政策を実現してくれる人」を選ぶのではなく、「自分と同じ部族の属する人」に投票しているように私には見えた。自分と「ケミストリー」が似ている人間であるなら、その幼児性や性格の歪みも「込み」で受け入れようとしている。だから、仮に投票の結果、自分の生活が苦しくなっても、世の中がより住みにくくなっても、それは「自分の属する部族」が政治権力を行使したことの帰結だから、別に文句はない。 自分自身にとってこの社会がより住みよ

          • 排外主義(ハイガイシュギ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

            自分たちが属している集団の内的一体性を前提として,他の集団・民族・国家に対してとる排斥的,敵対的,攻撃的な態度,行動,イデオロギー,政策などを広く指す。ショービニズムともいう。 排外主義の原形は,どの集団にも多少とも見いだされるエスノセントリズム(自集団中心主義)にかかわりがある。伝統社会においては,集団への帰属と依存の意識が強まって,親密な〈内〉の心情つまり〈内集団〉感情が形成されるとき,同時に,他の集団については異質の標識が強調されて〈外集団〉として識別される。〈外集団〉に対してはその異質性のゆえに,憧憬(どうけい),歓待,好奇心等の誘引と,逆に拒絶,畏怖,敵意等の反発とが交互にあるいは同時に働く。すなわち拝外主義と排外主義とは背中合せにある。 近代社会においては,資本主義的商品経済と交通の発達とが排外主義を縮小させる方向に働く。なぜなら市民が関係を取り結ぶ他の集団(たとえば外国)は,

              排外主義(ハイガイシュギ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
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