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重力波の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明

    宇宙をテーマとするSF作品には光の速さを越えて遠くへと移動するワープ航法(超光速航法)が登場するものがありますが、実際の宇宙においては禁止されているというのが現代物理学の一般的な見解です。その一方で、現代物理学の枠組みでも可能なワープ方法の考察も存在します。 ロンドン大学クイーン・メアリーのKaty Clough氏、ポツダム大学のTim Dietrich氏、およびカーディフ大学のSebastian Khan氏らの研究チームは、比較的現実味のあるワープ航法として考案された「アルクビエレ・ドライブ(Alcubierre drive)」を対象に計算を行ったところ、ワープする宇宙船が加速や減速をした時、およびワープに “失敗” した場合において、時空の波である「重力波」が生じることが分かったとする研究成果をプレプリントサーバー「arXiv」(※1)に投稿しました。 想定された重力波は現在の観測体制

      ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明
    • アンティキティラ島の機械は太陰暦を追跡していたことを重力波研究者が突き止める : カラパイア

      image credit:Joyofmuseums / WIKI commons CC BY-SA 4.0 宇宙で発生する「重力波」を研究する科学者が、世界最古と言われるアナログ式天文学コンピュータの新事実を発見したようだ。 古代ギリシアで作られた「アンティキティラ島の機械」は、当時の技術レベルとしては驚くほど複雑かつ精巧な作りをしていることから、オーパーツにも数えられる遺物だ。 この機械は天体の運行を知るために使われていたと考えられているが、重力波を分析するために使用される技法で調べてみたところ、アンティキティラ島の機械のパーツの1つは、「太陰暦」を追跡するためのものである可能性がきわめて高いことが明らかとなった。 続きを読む

        アンティキティラ島の機械は太陰暦を追跡していたことを重力波研究者が突き止める : カラパイア
      • 重力波を観測すれば異星人の宇宙船の「ワープドライブ」を検知できると科学者が提唱

        時空をねじ曲げて光より速く移動する「ワープドライブ」はSF作品の定番ですが、理論的には実現不可能ではないとも言われており、人類よりはるかに進んだ技術を持つ地球外文明なら開発に成功しているかもしれません。そんなワープドライブでの宇宙航行を観測する方法に関する論文が公開されました。 [2406.02466] What no one has seen before: gravitational waveforms from warp drive collapse https://arxiv.org/abs/2406.02466 Alien 'warp drives' may leave telltale signals in the fabric of space-time, new paper claims | Live Science https://www.livescience.com/

          重力波を観測すれば異星人の宇宙船の「ワープドライブ」を検知できると科学者が提唱
        • ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明(sorae 宇宙へのポータルサイト) - Yahoo!ニュース

          アルクビエレ・ドライブが行われる3次元の時空を2次元平面に転写したもの。平面より上は膨張する時空、下は収縮する時空を表しています。アルクビエレ・ドライブのカギは、膨張・収縮する時空に “波乗り” することです。 広大な宇宙をテーマとするSF作品では、しばしばワープ航法が登場します。あえてその制約の下で描く作品を除き、物語の構築を阻害する要因となりかねない現実の宇宙の “制限速度” である光の速さを超えるためです。隣の惑星系へ行くのに最短でも数年かかるような状況では、1年以内に大マゼラン雲から地球に浄化装置を持ち帰ったり、銀河全体にまたがる共和国や帝国を維持したりすることはできないでしょう。 では、現実の宇宙において、ワープは不可能なのでしょうか? 光の速さを超えることができないという制約は、宇宙の時空そのものの性質と関連しており、時空の性質を記述している相対性理論に深刻な欠陥が見つからない

            ワープ航法は重力波を出す? 「アルクビエレ・ドライブ」の解析で判明(sorae 宇宙へのポータルサイト) - Yahoo!ニュース
          • 非業の死を遂げた天文学者・シュバルツシルト。アインシュタインも称賛し、その理解をも超えた彼の見つけた「解」とは(浅田 秀樹)

            物理学でも最大の謎の一つとされているものが「重力」です。この記事では、重力と天体にまつわる重要な科学史を、新刊『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』から紹介します。 ブラックホールという星については多く読者が耳にしたことがあると思います。今回は、その存在がいかに物理学で予言されたのかを、その裏側にあった、非業の死を遂げた天文学者:カール・シュバルツシルトの功績とともに見ていくことにしましょう *本記事は、『宇宙はいかに始まったのか』(ブルーバックス)を再構成・再編集したものです。 「光で見えない天体」が存在する!? 18世紀、フランスの数学者ピエール・シモン・ラプラスとイギリスの天文学者ジョン・ミッチェルは、仮想的な星を考え、その星の表面でボールを真上に投げ上げる状況を考察しました。 そのボールを投げ上げるときの速さ(初速度とよびます)が小さければ、ボールは元に戻

              非業の死を遂げた天文学者・シュバルツシルト。アインシュタインも称賛し、その理解をも超えた彼の見つけた「解」とは(浅田 秀樹)
            • なぜビッグバンの前に「インフレーション」が起きたと物理学者は考えるのか?ビッグバン理論では解決できない4つの問題(浅田 秀樹)

              時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。 いよいよ話題は「宇宙のはじまりの姿」に迫っていきます!宇宙の始まりについては「ビッグバン理論」からそれ以前に起こったとされる「インフレーション宇宙モデル」が提唱されました。実は、ビッグバン理論にはいくつかの大きな問題が存在します。この記事では「ビッグバン理論」の問題点について見ていくことにします。

                なぜビッグバンの前に「インフレーション」が起きたと物理学者は考えるのか?ビッグバン理論では解決できない4つの問題(浅田 秀樹)
              • アメリカが秘密裏に運用しているといわれる伝説の航空機は実在するのだろうか

                軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....変化が激しい防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発、情報収集手段としてのISR、電子戦等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。また、航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。 さあ、またもや楽しい謎の機材のお話です。実在するのかしないのか、こうした噂が次々に出てくるのは闇予算が潤沢にある結果で、今後も一般予算では不可能なエキゾチックな技術を堂々と応用した機体がこっそりと生まれることから表の世界に新技術が登場するのでしょう。都知事選挙で予算を全部オープンにするなどと主張する候補者がいますが、安全保障の世界では考えられないことですね。同候補が堂々と落選することを祈っています。Sandboxx News

                  アメリカが秘密裏に運用しているといわれる伝説の航空機は実在するのだろうか
                • 東大にはなぜ女性が少ないのか。入学式で総長が問いかけた「構造的差別」とは【全文】

                  人類はその長い歴史の中で、ものごとの観察を通して、知見を蓄積し共有する、学問の手法を進歩させてきました。たとえば、ニュートリノの存在は、1930年にはじめて理論として提唱され、1956年に原子炉から、1970年には太陽からのニュートリノが観測されます。1987年に、東京大学が中心となったカミオカンデグループが、16万光年先の超新星爆発によるニュートリノの観測に成功し、1998年には、それが質量を持つことを示す「ニュートリノ振動」が発見されました。そしていま、高感度化したスーパーカミオカンデのもとで、「ニュートリノ天文学」、さらには重力波や他の観測ともあわせて探求を進める「マルチメッセンジャー天文学」という学問分野が発展しています。極小の素粒子ニュートリノにより、無限大の宇宙の謎を解き明かすというアプローチは、スケールの大小の差異をこえて物理の世界がつながっていることを感じさせます。

                    東大にはなぜ女性が少ないのか。入学式で総長が問いかけた「構造的差別」とは【全文】
                  • 日本科学未来館の新たな常設展示が25年春に誕生。テーマは「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」(美術手帖) - Yahoo!ニュース

                    「地球環境」「ロボット」「老い」といった新たな常設展示を昨年発表した日本科学未来館 。25年春には、加えてふたつの常設展示「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」がオープンとなる。 このふたつに共通するテーマは「知と技の最前線」だ。容易に知ることができない「量子」や「宇宙」という未知の世界の探究に高度な技術開発で挑戦し、成果を未来へつなぐ科学技術研究の営みを紹介。未来への可能性に満ちた壮大な研究開発の最前線を、体験的な展示を通して楽しみながら理解できるコンテンツになるという。 「量子コンピュータ」とは、ブラックホールや光合成のメカニズムのように、これまで謎とされていた自然界の現象の解明や、膨大な時間を要する計算を可能にすると期待されている技術だ。新展示では、いま研究者が実現に向けて開発に挑んでいる量子コンピュータの仕組みを、直感的に楽しく体験できるものとなる。そして、現在広く使われているものと

                      日本科学未来館の新たな常設展示が25年春に誕生。テーマは「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」(美術手帖) - Yahoo!ニュース
                    • 物理学者を困惑させた「シュバルツシルト解」から生じる二つの奇妙なこと。「凍りついた星」では何が凍っているのか?(浅田 秀樹)

                      物理学でも最大の謎の一つとされているものが「重力」です。そこで、重力と天体にまつわる重要な科学史を、新刊『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』から紹介します。 以前の記事「非業の死を遂げた天文学者・シュバルツシルト。アインシュタインも称賛し、その理解をも超えた彼の求めた『解』とは」では、「シュバルツシルト解」とブラックホールの存在について見ましたが、今回は、「凍りついた星」というキーワードからその性質を見ていくことにしましょう 「凍りついた星」ではなにが凍っているのか 毎年夏になると猛暑のニュースが話題となります。でも、この宇宙には「凍りついた星」とよばれる星が存在します。 みなさんは凍りついた星と聞いて、どのような星を思い浮かべるでしょうか。氷に閉ざされた星を想像したかもしれません。ここで紹介する星は、氷の星「icy star」ではなく、凍りついた星「froze

                        物理学者を困惑させた「シュバルツシルト解」から生じる二つの奇妙なこと。「凍りついた星」では何が凍っているのか?(浅田 秀樹)
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