Netflixで『アンという名の少女』season1を観ております。 面白い。 不朽の名作をドラマ化『アンという名の少女』予告編 子どもの頃に読んだ本を違う世代になってから読み返すと、感情移入する人物が変わっていてまた新鮮に楽しめる、というのはよくあることですが、モンゴメリ作の「赤毛のアン」もそういう読み方をされる代表的なもののひとつだと思います。 児童文学としては「ちょっと風変わりの子」くらいで済まされてしまうアンの性格ーー注意力がいきなり飛んでしまう傾向や、しゃべりすぎ、容姿への極端なこだわりとか、空想の中に閉じこもってしまうところーーなどは、大人になってから読むと彼女が安心していられる場所で暮らしたことが一度もなかったという生い立ちとどれくらい不可分に結びついてるものかがよくわかって、本当に胸に染みます。 そういう「大人になってからの、わたしの『赤毛のアン』再読体験」を、Netfli