オウレンが春を告げてからほどなくして、直ぐ近くの少し湿ったところにショウジョウバカマが咲きます。 花は淡紅紫色が多く、猩々(しょうじょう:中国の伝説上の生きもの)の赤い顔、葉の重なりが袴(はかま)を連想させることが名の由来だそうです。 北海道から九州にかけての低地から低山帯の森林の林床、高山帯下部の湿潤な場所や高層湿原に生育します。 このショウジョウバカマのスゴイところは、葉先に子苗をつけ無性的に増殖する性質があるところです。つまり、種子や根だけで増えるのではなく、成長した葉が地面につくと、そこから目を出すという増え方もするのだそうです。何という逞しさ。(^^;) そんなショウジョウバカマの花言葉は“希望” 冬枯れた林床に突然まるで能の猩々を舞うように現れる花。人々はそんなショウジョウバカマの姿に希望を見たのでしょうか。 里山に春の兆しをふりまいて、“希望”の花 ショウジョウバカマは咲きま