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魂の労働の検索結果1 - 12 件 / 12件

  • 渋谷望 - 魂の労働―ネオリベラリズムの権力論

      渋谷望 - 魂の労働―ネオリベラリズムの権力論
    • 渋谷望『魂の労働──ネオリベラリズムの権力論』

      ・渋谷 望 20031025 『魂の労働──ネオリベラリズムの権力論』,青土社,293p. ISBN:4-7917-6068-9 2310 [amazon]/[bk1] ※ ◆表紙 「君たちは働くべきだ」というネオリベラリズムのワークフェア言説は、若者に実際に勤労意欲を喚起させることを本気で狙っているわけではない。やりがいのない、しかも低賃金の労働を若者が率先して行うなどと、いったい誰が本気で信じるだろうか。 ◆帯 現代思想の最前線 リストラ、ワークシェアリング、賃下げ、雇用不安……。 資本が最優先され、個人が弱体化するこの競争社会をいかにして生き抜くか。 グローバリゼーション、ネオリベラリズム、公共圏、管理社会、介護など、現代思想の最重要キーワードを軸に、消費社会の権力ゲームがはらむ様々な矛盾をえぐりだし、まったく新しい労働論を打ち立てる。 ◆BOOKアサヒコム評者:宮崎哲弥(評論家)

      • 『魂の労働』・感情労働 - Arisanのノート

        渋谷望著『魂の労働』を読みながら考える、その第4回目。 魂の労働―ネオリベラリズムの権力論 作者: 渋谷望出版社/メーカー: 青土社発売日: 2003/10/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 88回この商品を含むブログ (94件) を見る今回も、本の内容の紹介と、自分の考えたこととの境目が分からない、不親切な文章になるが、お許し願いたい。どうもこんな書き方しかできない。 ぼくはスターバックスにしょっちゅう行くので、ここの店員さんたちの様子をウォッチするのを趣味にしている。この店の人たちは、マクドナルドの店員さんなどと比べると、「都会的」、「自立的」、「柔軟」といった雰囲気を感じることが多い。つまり、マニュアル的でないという印象だが、どこか居心地の悪さをこちらが感じてしまうのは、「マニュアル的でない」というマニュアルが出来上がっているということではないだろうか。 たぶんご本人た

          『魂の労働』・感情労働 - Arisanのノート
        • 渋谷望『魂の労働』 - martingale & Brownian motion

          だれでも考えることは、個人に問題があるのであれば、その問題を、 上位機関 が面倒をみればいいのではないか、ということである。下が困っているのであれば、上がそのアラートをキャッチして、手当すればいい。 しかし、これは、逆についても言える。 働き:国家 --> 個人 働き:個人 --> 国家 国家が困っているなら、どうすればいいのだろうか? 個人が「下から」そのアラートをキャッチして、手当てをする。 いずれにしろ、この、相互関係を、もっとディープにしていく方向は、一つの方向性だろう。 例えば、国家財政が回らない。じゃあ、どうするか。個人に使うお金を減らせばいい。どうやって。今まで使っていたのは、それが必要だったから、であろう。その必要性が消えているわけでないのに、どうやれば減らせるというのか。 たとえば、医療費である。なぜ、医療費が発生するのか。患者が病気になるからである。だったら、人を病気に

            渋谷望『魂の労働』 - martingale & Brownian motion
          • 『魂の労働:ネオリベラリズムの権力論』。

            「嘘はもっとも純粋に言葉である。嘘はいったん言葉として発せられた瞬間に、緊密なリアリティをもつ外的即物的な現実となって人間のまだ震えている喉にはねかえってくる。それに首をしめられるのがおれたちだ」(大江健三郎『われらの時代』)。 タイトルに惹かれて読んでみた本です。 『魂の労働:ネオリベラリズムの権力論』(青土社、2004年) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791760689/249-2283005-1411552 章立ては以下の通り。 序章 敗北の考古学 ? ネオリベラリズム 第一章 魂の労働 第二章 「参加」への封じ込め―ネオリベラリズムの権力論(1) ? グローバリゼーション 第三章 消費社会における恐怖の活用 第四章 ポストモダンの宿命論 ? 公共圏 第五章 反転する公共圏 第

            • 『魂の労働 ネオリベラリズムの権力論』/渋谷望(その1) | 裸足になって公園で

              現在の新自由主義社会で作動している権力ゲームの内実を分析し、そのなかでもとくに「労働」とはいかなる意味を持ったものになっているのか、ということについて語られた一冊。買ったのは大学生の頃(8年くらい前)だけれど、最近ようやく読み終えたので、簡単にノートを取っておこうとおもう。 本書でとくに繰り返し強調されているのは、フォーディズム→ポストフォーディズム、福祉国家→新自由主義国家、規律社会→管理社会、生産社会→消費社会…といった権力ゲームの変容においては、労働や産業の構造的な変化が大きな意味を持っている、ということだ。 フーコーが指摘するように、権力はアイデンティティや主体の構築を通じて、そして生のあり方そのものを通じて作動するのであれば、労働や産業構造の変容は権力ゲームのあり方に大きなインパクトを及ぼすはずなのである。それにもかかわらず、労働や産業構造の問題は、現在、文化や権力をめぐる議論に

                『魂の労働 ネオリベラリズムの権力論』/渋谷望(その1) | 裸足になって公園で
              • 魂の労働「勝ち組/負け組を超えて、経済活動でも政治運動でもない「手に負えないスタイル」へ」

                • 魂の労働 - 猿虎日記

                  あ、deadletterさんに言及していただきました。 http://deadletter.hmc5.com/blog/archives/000071.html というか、ちょうどモラリズムという事に関して、渋谷望の『魂の労働』のことを書こうと思っていたところでした。 魂の労働―ネオリベラリズムの権力論 作者: 渋谷望出版社/メーカー: 青土社発売日: 2003/10/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 88回この商品を含むブログ (94件) を見る 『魂の労働』は、ちょっと前に読んだのですが、大変面白かったです。詳しく紹介したいのですが、時間がないのでところどころ引用することでお茶をにごします。介護労働の話から出発して「感情労働」というキーワードが出てくるのですがそのへんは時間がないのですっとばして…… 生産社会から消費社会への転換〔においては〕むしろ生産と消費のヒエラルキー

                    魂の労働 - 猿虎日記
                  • 「魂の労働: ネオリベラリズムの権力論」を図書館から検索。

                    出版社: 青土社(2003-10-01) 単行本: 293 ページ / 1.10231131 pounds ISBN-10: 4791760689 ISBN-13: 9784791760688 NDC(9): 361.43

                      「魂の労働: ネオリベラリズムの権力論」を図書館から検索。
                    • ▼魂の労働月間 | イノレコモンズのふた。

                      「ある日のこと、彼女の若い息子(オーネット・コールマン)がやってきて、彼女にこう云いました。 「金と欲とまみれた音楽はもうこりごりだ。この街で売りものにされる音楽、人の体や性の売り買いのなかでやりとりされるような音楽とはもう手をきりたいんだ。音楽の商品化とおさらばして、もっとちがう音楽をやりたいんだ。あらゆる商売から遠くはなれて」。これに対して母親は、こうこたえました。「いったいどういうつもりなんだね。もしやお前さんはお前の魂のお代を払ってほしいとでもいうのかね、お前の魂のためにお金を払ってもらいたいのかね。それがお前の望みなのかい?」。これが彼の母親が彼に告げた言葉です。人はお金をもらったりしない、そう、自分の魂の代価をお金で支払ってもらったりはしないのです。魂、それこそが来たるべきもの。それこそが人が耳をすませるべきもの、それこそが人がなすべきことであり、そして書かれるべき音楽なのです

                        ▼魂の労働月間 | イノレコモンズのふた。
                      • 『魂の労働: ネオリベラリズムの権力論』(渋谷望)の感想(11レビュー) - ブクログ

                        決して良文ではないが示唆に富むフレーズを含む。 ○産業労働者が自己の労働を自己の感情とは切り離すことにできる商品として扱うのに対して、介護労働や感情労働に従事する者は、介護される側(顧客)との長期的・短期的な信頼関係にコミットしているがゆえに、十全にその感情労働を商品化することができない。 ○些細なことながら、患者からの依頼を繰り返し受け入れるならば、慣行化し労働強化につながる。他方、患者の介護の質を尊重するなら、単に切り捨てることもできない。 ‐労使関係に顧客との関係が介在するため、感情労働に従事する者は、労働を自己から切り離したり労働条件を改善するために対決するインセンティブが削がれる。 ○検査で品質は作れない。品質は工程で作り込め、という「精神」 ○アンダークラスの社会的排除「否認」 ゲーテッドコミュニティ ○生産者社会から消費社会へ 消費が審美的価値を得て新たな美徳にさえなる。 →

                          『魂の労働: ネオリベラリズムの権力論』(渋谷望)の感想(11レビュー) - ブクログ
                        • 魂の労働――ネオリベラリズムの権力論、渋谷望、青土社、2003

                          烏兎の庭 横書 横書 目次 1.13.04 魂の労働――ネオリベラリズムの権力論、渋谷望、青土社、2003 最近、読みはじめたメールマガジン「(本)のメルマガ」で紹介されていた本。著者自身による紹介文から気になり読みはじめた。 権力論と労働論。社会学の分野でいえばそうなるのだろう。「働く」とはどういうことか。お金をもらって働く、とはどういうことか。あるいは、お金をもらわずに、働くとはどういうことか。そんなことがしばらく気になっていたので、労働をめぐる最新の統計や研究者の意見を整理した前半部分を読みながら、もやもやした気持ちが晴れていくような感じがした。 といっても、渋谷が解説する現代、というより21世紀初頭、現代の労働状況はかなり絶望的。それでも、説明が与えられ、絶望的な状況を把握するだけでも、ある程度すっきりした気持ちになるから不思議。 かつての、フォーディズムと渋谷が括る時代には、労働

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