日本代表、オランダとドロー11月16日、真新しいユニフォームに身を包んだ日本代表がオレンジ軍団に挑んだ。香川真司、柿谷曜一朗、川島永嗣、そして遠藤保仁をベンチに置く予想外の布陣を組んだ日本は立ち上がりから厳しい守備でオランダに対抗。だが一瞬のスキとミスをワールドクラスのタレントに付け込まれて2失点。またも暗鬱なムードが漂いかけたが、大迫勇也の素晴らしいゴールがその流れを断った。 そして迎えたハーフタイム。奇策にも思えた二人のベンチメンバー、遠藤と香川をピッチに送り込んだ日本は躍動を開始する。後半15分には遠藤のサイドチェンジを起点として流れるような攻撃で、本田圭佑が同点ゴールを奪い取った。 結局、試合は日本サッカー史に刻まれるような美しいゴールの記憶を残して閉幕となったが、この試合のポイントは何だったのか。来年のW杯へ向けてつかんだものについて、サッカー解説者の玉乃淳氏に語ってもらった。