例えば「ば」「か」「ち」「ん」なんて四文字並べたところで、これが海外の日本語学習者にとってはいくらやったって「ば」「か」「ち」「ん」と繰り返すだけでしょうし、それは別に私たちだって英語の単語帳を開いて似たようなことをやっているわけです。「dictionary」とあっても「でぃくしょなりぃ」と繰り返すのみで、それが「辞書」となるのはさらに時間と修練が必要です。それに意味が伴わないと。なかなか意味を持った実感として伝わってくることはないし、それだけの意味を把握することは非常に難しいわけです。 我々が「ば」「か」「ち」「ん」なんて繋げていった先で「ばかちん」と発見してあれだけ手間暇かけてできたのはこれかよと呆れると同時に怒るわけですが、そうした次元に海外で学習していて到達することは難しいでしょう。同様に、「shit」なんていう日本語でいうところの「たわごと」とか「クソ」という意味を確かに辞書を引