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このプロダクトを考えるにあたって、まず一番の敵を知らなければならない。戦う理由は何で、なぜそれが生じていて、どうやってそれを解決するのか。 プロダクト構想はこれ レイテンシーとの闘い「レイテンシー」= latency (遅延)とは、使われる場所によって意味が異なることもありますが、このプロダクトの開発で解決しようとしているレイテンシーとは、 インターネット経由で二人の演奏者がアンサンブルしようとしたときに、片方の演奏者が出した音がもう片方の演奏者に届くまでの時間と考えてください。 たとえば演奏者が隣にいるとこれはゼロ(厳密にはゼロじゃないけど、でもまあ感じない)。で、これがホールとかになると場合によっては数10ミリ(ミリは1,000分の1)秒となることもありますが、プロの演奏者は慣れてるのでなんとか合わせられる。 なぜホールだと数10ミリ秒かかるとかというと...音は1秒に340メートル(
昨年6月、ZOOMが32bit float対応のオーディオインターフェイス、UAC-232とUAC-432を発表し、大きな話題になりましたが、そのうちの2in2outのUAC-232が、ついに発売となりました。これは32bit floatに対応する単体のオーディオインターフェイスとしては世界初となる製品で、どんな爆音を入れても絶対にクリップしないという画期的な機材。まさにレコーディングにおける大革命ともいえるもので、従来のレコーディングの常識を根底から覆すもの。それだけに、10万円近くするのでは……と思っていたら、実売価格が税込み24,000円と、ちょっと拍子抜けしてしまうような価格で驚きました。 この価格設定だと、世間に誤解を与えるのでは……とちょっと心配になったほどですが、実際に試してみたところ期待通りの超強力なオーディオインターフェイスでした。サンプリングレート的にも44.1kHz~
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