いつもそうだけど、特に最初にコンセプトがあるわけではないんだよね。(事務所に)スタジオが出来てから作業することが日常になっているから、ある程度曲がたまってきた段階で、最初は無意識で作っていたものに共通性を自分で発見して、それがアルバムのコンセプトになっていく。それがいつものパターンなんだ。『Point』(2001年10月リリース)の時は、1つの方向性に向かって、「シンプルなものを作ろう、音をそぎ落としていこう」って意識があったんだけど、今回はリミットはもうけず、わりと思うがままにやってみようかなっていうのはあったんだ。結果、音数が多いものにはならなかったけどね。あとは録音の仕方は決めていた。今までの16ビットじゃなく、24ビット96キロって情報量の多いものでやるって。あとは、スタジオはここを使うとか、基本的にレコーディングに参加するのは自分とミキサーの高山さんとプログラマーの三島さんの3人