「gettyimages」より 新型コロナウイルスの影響で、マスク不足が続いています。ネットオークションでは、通常の数倍もの価格で取引されています。マスク不足に乗じて、荒稼ぎをしている出品者もいるようです。一方、病気などでどうしてもマスクが必要な人もおり、高値で売却した人のモラルを問う声が挙がっています。ただ、この批判、実はあまり適切ではありません。今この時期にマスクを出品する人は“いい人”なのかもしれません。 ネットでマスクが高騰したわけ 「オークション」という取引の仕組みは、もっとも高い価格で購入を希望した人が購入できる売買で、いろいろな取引に活用されています。その中でもネットオークションは、売る場合も買う場合も参入の制約が少ない、比較的自由な取引市場です。入札が増えると価格が上昇しますが、出品が多いと安くなります。 価格がすぐに動くのが特徴で、需要と供給が均衡する点で価格が決まります