LINEは3月26日、宅配デリバリー事業を展開する出前館に300億円を出資することを発表した。LINEは2016年5月に出前館(当時は「夢の街創造委員会」)と業務提携。同年10月に出前館の約22%の株式を取得していた。今回の追加出資で出前館を実質子会社化し、Uber Eatsなどが存在感を強めるフードデリバリー事業で「圧倒的なNO.1を目指す」としている。 今回の出資は、LINEと未来 Fundにより実施する。未来 Fundは、LINEの筆頭株主である韓国NAVERのグループ会社NAVER J.Hubが90%、LINEが10%出資する投資ファンドだ。この出資により、LINEが約36%、未来Fundが約25%の株式を保有することになり、出前館は実質LINEの傘下になる。 これまでも、LINEと出前館はさまざまな領域で連携をしてきた。2016年7月に「出前館」のLINE公式アカウントを開設した