7月に入り35℃以上の猛暑日となる地域が続出。40℃に迫る予報も出ている場所もあるなか、熱中症で救急搬送される人がますます増えると考えられる。そこで、今日からできる対策を紹介したい。 ■【画像】異常な暑さを記録する夏を快適に過ごすには 20~30代男女の「冷房の設定温度」ランキング 解説してくれるのは、『猛暑対策BOOK』(小学館)を上梓したばかりの、筑波大学助教の藤井直人氏。同書の101のノウハウから、実践しやすい“5つの鉄則”に絞って話を聞いた。 まずは大事な水分補給。「特に高齢になると、体温調節がうまくいかず、体温が上がりやすくなります。加齢とともに、喉の渇きや暑さを感じにくくなるともいわれ、自覚症状がないことも」(藤井氏=以下同) 水分はとるべきだが、“飲みすぎ”には注意すべし。 「塩分をほとんど含まない水やお茶を大量に飲むと、場合によっては低ナトリウム血症を発症し、脳が水ぶくれ状