今回は、いつもとは少し趣向を変えて、報道記事ではわからない詳しい話をネット上で見つけた過程の記録を。 今年も「イグノーベル賞」の季節となった。「イグノーベル Ig Nobel」は、かの「ノーベル賞」のNobelに、《否定》の意味を表す接頭辞のig-をつけた造語で、実在するnoble - ignoble (高貴な - 下品な)のペアを、nobleとNobel(英語では同音)に引っ掛けたダジャレで、この言葉のニュアンスを日本語にすれば「真面目なノーベル賞、不真面目な(ふざけた)イグノーベル賞」「お堅いノーベル賞、ユルいイグノーベル賞」「(表のノーベル賞に対し)裏ノーベル賞」といった語感だろう。 つまり、「はあ、素人のあたしには全然わかりませんが、何か、こう、とても難しくて重要そうな研究をなさっているのですね。人類への貢献、実に素晴らしい(よくわかんないけど)」と反応せざるを得ないノーベル賞に対