2020年1月10日、横浜地裁にて相模原障害者殺傷事件・植松聖被告の裁判の第2回公判を傍聴した。事件からもう3年半、この事件をずっと追い続けてきたし、植松被告と接見や手紙のやり取りを行うようになってからでも2年半がたつ。ただ、この第2回公判を傍聴して、改めて事件の深刻さを思い知らされた。 植松聖被告は大きな手袋をはめて出廷 この日はまず、前回8日の初公判で、右手小指をかみ切ろうとした自傷行為を行った植松被告が出廷するかどうかに注目が集まった。結果的には、被告は両手に白い大きな手袋(ミトン)をはめて法廷に現れた。公判の冒頭で裁判長から、前回の被告の行動について厳重注意がなされた。「わかりましたね」と裁判長に促されて、被告は「わかりました」と応えた。 手袋をはめられた被告だが、ケガをした手を隠すためというよりも、自傷行為防止という説明だった。しかし、今回の法廷では両脇を刑務官にガッチリとはさま