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2017年5月7日のブックマーク (3件)

  • 「鯨」に捧げられた「聖書」のごとく ハーマン・メルヴィル「白鯨」に関する読書メモ 3 - サラダ坊主日記

    どうもこんばんは、サラダ坊主です。 先日、遂にハーマン・メルヴィルの「白鯨」(岩波文庫・八木敏雄訳)下巻を読み終えましたので、ここに感想の断片を遺しておきたいと思います。 上巻と中巻に関する感想文の記事で触れた内容と重複する部分も出て来るかも知れませんが、御了承下さい。 メルヴィルの「白鯨」には、古今東西の文献から引かれた故事や学識が無数に象嵌されています。別けても「聖書」からの引用は実に夥しく、この書物がキリスト教社会の風土で育まれた作品であることを如実に示しています。 キリスト教に関する知識も、聖書を繙いた経験も持たない私には、それらの引用の意味、或いは歌取りの面白さを直ちに把握し、理解することが出来ないのが残念です。 この小説は、キリスト教の聖典やギリシア・ローマ時代の古典から引かれた無数の故事と共に、鯨に関する様々な雑学的知識の象嵌によって構成されています。それがメルヴィルの語り

    「鯨」に捧げられた「聖書」のごとく ハーマン・メルヴィル「白鯨」に関する読書メモ 3 - サラダ坊主日記
  • アリス・ウォーカー「カラーパープル」 翻訳:柳沢由美子 - 本棚のすき間でつかまえて

    話題になることには、どんな意味があるのか? 黒人女性初のピュリッツァー受賞作品――、そのニュースがアメリカを駆け回った時に著者であるウォーカーは言っている。「黒人であること、女性であることに話題性が生まれる意味は何なのか?」と。 というのも今作で描いているのは1900年代前半の黒人女性について。この時期、差別のヒエラルキーでは相当下に位置していた黒人女性を描いた話であり、内容はもちろん差別を問うものになっている。栄誉ある賞を受賞したのが黒人女性――、そこに話題性が生まれるということは「あいかわらず……」とウォーカーは言いたかったのでしょう。今作が描かれたのは1983年なので世間の空気は現在とは違います。 というか……、周りに日人しかいない環境で暮らしている僕にとっては黒人に対する差別がどういうもので、どう変化を遂げていったのかの詳しいところは解りません(知っているのは映画の内容程度)

    アリス・ウォーカー「カラーパープル」 翻訳:柳沢由美子 - 本棚のすき間でつかまえて
  • 神韻縹渺(しんいんひょうびょう) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」

    今回は神韻縹渺(しんいんひょうびょう)です。 芸術作品などの言葉に出来ないような奥深い素晴しさを表した言葉です。 画数が半端ないね。神がかってる!でいいと思う。だいたい、縹渺(ひょうびょう)って何? 限りないほど広々とした、と言うことです。 神韻縹渺と言ったところですな!素晴しい!とか言うかね? いいじゃないですか、でも、書いて使う方がしっくり来るかもしれませんね。 書くのはいやだ。書くくらいなら使わない。 出典はわかりません。

    神韻縹渺(しんいんひょうびょう) - かえるさんとにわとりさん「四字熟語」