【ワシントン=小雲規生】米労働省が1日発表した3月の雇用統計(速報、季節調整済み)によると、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は21万5千人増で、2カ月連続で20万人の大台を上回った。市場予想(20万2千人増)もわずかに上回り、米国経済の堅調さを示した。1月の数字は下方修正、2月の数字は上方修正されたが、いずれも変化は小幅だった。失業率は2月よりも0・1ポイント悪化の5・0%だった。 労働市場の強さは、米連邦準備制度理事会(FRB)が26、27日に連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げを後押しする材料だ。しかしイエレン議長は海外経済の動向などを慎重に見極めると強調しており、追加利上げは6月以降になるとみられている。 雇用統計では働く意欲がある人の割合を示す労働参加率が63・0%に改善した。一方、フルタイムでの勤務を希望しながらパートの仕事しか見つからない人の数は13万5千人
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