最近日本各地でPM2.5の数値が高い日があり気になるが、その原因となっている国、中国では事態はより深刻だ。先月WHOが大気汚染は肺がんを引き起こすとし、中国をはじめとする対象国に対策を迫ったばかりだが、そんな矢先、中国国内でわずか8歳の少女が肺がんと診断され物議をかもしている。中国の複数のメディアが伝えたところによると、今回肺がんと診断されたのは8歳の女の子で、これまで中国国内で肺がんを発症した人の中では最年少だという。 名前は伏せてあるが、くだんの少女は中国東部に位置する江蘇省でとある幹線道路のそばに住んでいる。省都南京にある江蘇省腫瘍病院(Jiangsu Cancer Hospital)のJie Fengdong医師によると、少女の肺がんは大気汚染が原因であり、日常的に有害な粒子や粉塵を吸い込んでいたためと結論付けている。小児の肺がんは非常に珍しく、米国がん協会によると肺がんと診断され