昨日まで何回かにわたり、多様なドキュメント形式の変換アプリケーションであるPandocのコアとなる仕組みを説明してきました。 特に、Pandoc構造とそれを生成するReader、生成されたPandoc構造を変換するPandocフィルターについて、少し時間をかけて紹介しました。 では、PandocのReaderとフィルターについて理解したところで、Pandocを使って本は作れるでしょうか? いままでの説明には登場しませんでしたが、Pandocの出力側を担うWriterには、「PDF生成のためのLaTeX Writer」や「EPUB Writer」など、「本」を作るのに使えそうなものがあります。 それらWriterを制御するためのコマンドラインオプションはいろいろ用意されており、独自のテンプレートを指定することも可能です。 ただ正直なところ、これらのWriterは、吊るしの状態では売り物の本を
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