黒字の「エニーカラー」と「カバー」だが、株価は… VTuberビジネスを展開する「エニーカラー」と「カバー」の”行き詰まり感”が著しい。 21年に上場したエニーカラーは「にじさんじ」の運営で知られ、その成長力と話題性を一心に背負い、一時「TBS」や「フジテレビ」といった在京キー局を上回るほどの時価総額をつけていたことが記憶に新しい。 しかし、そんなVTuber事務所を展開する両社の株価はここ一年で大幅に低迷している。 エニーカラーは、2022年10月には株価が6,895円のピークに達したが、現在では2,255円と3分の1以下になっている。「ホロライブ」を運営するカバーも同様に、時価総額が大幅に縮小。23年末に3325円の史上最高値をつけた後は下落一辺倒に陥り、現在では1700円以下まで値を下げた。 *株価はともに9月11日時点終値 図表をみると、2024年全体を通じて、VTuber事務所2