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ブックマーク / honz.jp (5)

  • 誰か嘘だと言ってくれ、『アベノミクスによろしく』と『異次元緩和の終焉』に - HONZ

    科学者というのは、データを出すことが最も重要である。それに次いで、いや、それと同じくらい重要なのがデータを解釈することである。ライフネット生命創業者の出口治明さんが、物事を決める時に重要、と、おっしゃるところの『数字、ファクト、ロジック』は、科学者にとっての根幹でもある。 経済にはまったく疎い。なので、この二冊のに書いてあることが真実なのかどうか、正しく判断する術を持たない。しかし、示されているデータを見て、その解釈を読んでいると、真実であるとしか思えない。一方で、アベノミクスはうまくいっていると喧伝されることも多い。まさか全くのウソではあるまい、という気もする。素人は悲しからずや。いったいどちらが正しいのかがわからない。 『アベノミクスによろしく』から紹介したい。モノシリンさんが太郎くんに説明するという、ややベタな形式で論が進められていく。しかし、豊富なデータが示されていて、説明はわか

    誰か嘘だと言ってくれ、『アベノミクスによろしく』と『異次元緩和の終焉』に - HONZ
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    quabbin 2017/11/28
    普通の読書感想文以上でも以下でもないが、ブコメのリフレ支持者と思しき人達がえらくイキってて吹く。/何度も失敗しているといって構造改革を止めたら転落する一方。改革するべき構造は多いとしか言いようがない
  • 『モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』“でっちあげ”ふたたび - HONZ

    『でっちあげ』というノンフィクションを知っているだろうか。詳しくは私のレビューをお読みいただきたいが「モンスターペアレント」という言葉ができたのはこの事件からだった。学校に対して理不尽な無理難題を突き付け、わが子可愛さに教師ばかりか教育委員会、果ては市や県にまでクレームをつけ、裁判にまで持ち込む。それが正当なものならわかるが、嘘八百を並べ立てていた事件である。 長野県の丸子実業で起こった「いじめ殺人事件」も、このモンスターペアレントが起こした事件であった。 2005年12月、軽井沢に隣接している長野県御代田町で丸子実業高校(当時)に通う高校1年生の男子が自殺した。母親は所属していたバレーボール部内部でいじめがあったことを苦にしていたと証言し、気持ちを書きとめていたノートには「いじめをなくしてほしい」という記述もあった。事実、夏から不登校が続いていた。少年には声が出にくいという障害があり、そ

    『モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』“でっちあげ”ふたたび - HONZ
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    quabbin 2016/02/17
    興味深い一冊。
  • 『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 - HONZ

    姓を手がかりに、歴史に埋もれたビッグデータを掘り起こした著者は、残酷な現実を突きつける。 基盤的な、または相対的な社会的流動性は、社会学者や経済学者が一般的に考えている水準よりはるかに低い。 つまり、従来考えられていたよりも、わたしたちの人生はその生まれによって決定されており、人の努力や意志で階級の階段を昇るのは従来考えられていたよりも困難だというのだ。時代・地域を問わない低い社会的流動性は、経済格差の大きなチリやペルーだけでなく、社会福祉の充実したスウェーデンなど北欧諸国でも変わることはなく、チャンスの国アメリカとて例外ではない。さらに驚くべきことに、この低い社会的流動性を向上させる政策などないという。北欧に見られる教育の無償化も、あらゆるものを破壊した第二次世界大戦も、人類史上最大規模で知識階級を虐殺した文化大革命でさえも、社会的流動性を向上させることはなかった。上流は上流のまま、下

    『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 - HONZ
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    quabbin 2015/06/18
    かなり興味深い。
  • 直球しか投げなかった男・土田世紀『編集王』 | マンガ新聞

    ※この記事は2014年07月24日にマンガHONZ(運営:株式会社マンガ新聞)にて掲載した記事の転載になります。 レビュアー:佐渡島 庸平 なんて悲しいマンガなのだろう。 なんて切ないマンガなのだろう。 20年ぶりに土田世紀の『編集王』を読み直した。昔は熱いマンガだと思っていた。熱い生き様の男を、ハイテンションで描いたマンガだと。 土田世紀という男の生き様と合わせて読むと、とても切なくなった。 土田世紀は、2012年4月に43歳という若さで亡くなった。 アルコールから抜け出せない生活で、アルコールのせいで死んだ。晩年は金銭的余裕もなく、出版社から献されたを中古書店に売り、それでお酒を飲むこともあったと聞いている。 『編集王』の中には、マンボ好塚というアルコール中毒の漫画家が出てくる。そして、そのマンボ好塚は、アルコール中毒のせいで人間関係を失い、死んでいく。20代の土田世紀は、どんな気

    直球しか投げなかった男・土田世紀『編集王』 | マンガ新聞
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    quabbin 2014/07/24
    編集王を見て救われた時もあった。俺節を見て救われた時もあった。酒の似合う漫画をよく書く漫画家だったなぁ。
  • ポジショントークを越えて。- 『日本の景気は賃金が決める』 - HONZ

    ポジショントークというものがある。 何かについて意見を言うときに、客観的な視点からみて正しいと思うことではなく、自分自身の所属する業界や組織、役職といったポジション(立ち位置)にとって有利な主張をするのがポジショントークで、ビジネスの世界は勿論のこと、日常の至るところに溢れ返っている。意見の対立というのは、主義・信条の対立もあれば、感情的な諍いも、明確な優劣が定まっている論争もあり、当に様々だが、実はお互いがポジショントークをしているだけの場合も少なくない。そんな訳で、要するに「どこにでもある」のがポジショントークなのだが、中でもとりわけ多くのポジショントークが飛び交う分野の1つは経済学(街角経済学を含む)ではないかと思っている。まあでも、それも当然だ。この言葉の生い立ちは、そもそも金融市場なのだから。 さて、そんな経済学だが、日国内の目下の話題といえば、やはりアベノミクスではないだろ

    ポジショントークを越えて。- 『日本の景気は賃金が決める』 - HONZ
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    quabbin 2013/05/07
    あれ。労働分配率により投資額が変わるので、乗数効果が変わってくるとかいう、教科書レベルの話をしているんじゃなかったのかしら?
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