突然、部下が退職を申し出たら――。マネージャーにとって不可避とも言えるメンバーの退職だが、社内事情などを考えて、どうしても手放したくない場合は引き止めを行うことになるだろう。 ところが、エンジニア不足を解消するLIG社のサービス「BiTT」の開発事業部マネージャーを務める久松剛さんは、「しっかりと予算を確保し、KPIを立てて管理される採用活動に対し、入社以降のキャリアパスに関する問題意識が相対的に低い。採用しっぱなしの状況になっている企業も多い」と警鐘を鳴らす。キャリコネニュースでは、エンジニアを引き止めるための極意を久松さんに聞いた。 テレワークの普及で転職面接は「平日の日中」に 久松さんは引き止めの重要性を語る前に”穴の空いたバケツ”を例に出す。 「去る人が多いと、当然メンバーは増えません。それどころか、離職率の高さは、新たな人材を採用する時にも不利に働きます」 採用には力を入れている
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