「高速ピッチ」で難敵を攻略する−。FC東京は31日、松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で清水と対戦する。今季2戦2敗のリベンジへ、持ち味の速いパス回しをさらに生かすため、スタジアムに芝を短く刈り込むよう要請したことが29日、明らかになった。試合当日は通常より短い20ミリ前後に刈りそろえられるという。“ホームアドバンテージ”を有効利用し、予選リーグの大一番で白星をもぎ取る。 長所を最大限に引き出すピッチが用意される。アルウィンでは通常、芝の長さを約30ミリに設定。だが、小平のピッチ環境により近づけようと、クラブ関係者が「できる限り短くしてほしい」と高速化を要望し、悪影響がないギリギリの20ミリまでカットされる。芝が短ければボールが走る。分厚い守備を敷く清水を、得意の速く細かいパス回しで切り崩す「戦略」だ。 クラブ関係者が30日午前にアルウィンを訪れ、芝の状況をチェック。芝は1日に数ミリ伸