マウスイヤー 【英】 mouse year マウスイヤーとは、主にIT業界の進歩・進展を指して、ネズミの成長速度のように速いことを表現した俗語である。2000年代前半から中盤頃にかけてよく用いられていた。 ネズミは人間の18倍の速度で成長するといわれている。一般的な人間の時間感覚で臨んでいると、認識や技術は瞬く間に進化していく。従来の技術や知識は、すぐに陳腐で時代遅れなものとなり、成長から取り残されてしまう。 マウスイヤーは、「ドッグイヤー」の語に続けて登場した。犬は人間の7倍の速度で成長するとされる。ドッグイヤーという言葉が陳腐化し、犬に輪を掛けて速いネズミが登場したが、程なくマウスイヤーという表現もあまり用いられなくなった。