2012年12月18日(火)に配信した番組「はやぶさ2の今、来年度予算と宇宙基本計画」(番組詳細下記)などに関するTweetのまとめです。 出演 :松浦晋也(ノンフィクション・ライター)、小林伸光(イラストレーター) Tsudaり:今村勇輔(編集者) 配信 :ニコ生 ロフトチャンネル 制作 :ロケットまつり/ロフトプロジェクト 続きを読む
前回、情報公開の一例として宇宙政策委員各人の「はやぶさ2」への態度を検証したので、今回は「はやぶさ2」に代表される太陽系探査に関する問題を取り上げる。小惑星探査機「はやぶさ」は2010年6月の劇的な帰還により国民的人気を得て後継機を待望する声も強い。すでに「はやぶさ2」の実機開発も始まっている。 にも関わらず、またも(そう、またもだ)「はやぶさ2」の開発予算は崖っぷちに立たされている。来年度予算編成方針案は「はやぶさ2については、対象とする小惑星への軌道投入時期等も考慮しつつ、探査機の開発や打上などの今後の進め方について検討を深めるべきである。」という、打ち上げ延期をも視野に入れたかのような微妙な表現をしている。 実のところ、打ち上げ延期は「はやぶさ2」というミッションの死にもつながる。今や、この問題の本質は「日本は成功した者を罰する国になるのか」という所にある。成功した者の足を引っ張り、
豪州ではやぶさのカプセルを回収した中村智樹教授(右から2人目)=本人提供中村智樹教授が一時、「イシノマキ」と名付けたイトカワの微粒子=電子顕微鏡で撮影、本人提供 イシノマキ、オナガワ、ケセンヌマ――。宇宙を7年間飛行し、苦難を乗り越えて一昨年、地球に帰還した探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星の微粒子に、一時期、東日本大震災の被災地の地名が付けられていた。「分かりにくい」と海外から指摘があり論文になる直前に差し替えたため、幻の名前となった。 分析の責任者だった東北大の中村智樹教授(惑星科学)が、15日に仙台市で開かれるシンポジウムで明らかにする。 中村教授は、小惑星イトカワの岩石サンプルの分析を担当。豪州で回収され、神奈川県相模原市の宇宙機構に運ばれたカプセルを開封した。カプセルからは多数の微粒子が見つかった。 中村教授は米航空宇宙局(NASA)で講演をしていたとき、大震災が発生。
このところ、アニメのリメイクやベストセラー作品ばかりが目に付き、オリジナル作品が枯渇している日本映画界だが、「待ってました!」とばかりに各社が飛びついたのが、昨年6月、7年に及ぶ宇宙の旅の末、世界初の惑星表面からのサンプル採取に成功して帰還し、国民を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の苦難の物語だった。 「東映・東宝・松竹・角川という国内の4大映画配給会社のみならず、独立系、洋画配給会社など8社が『はやぶさ』の映画化に名乗りをあげ、争奪戦を繰り広げました。その結果、公開順に20世紀フォックス映画、東映、松竹が映画化権を獲得。同じテーマの3社競合は日本映画史上初のできごとです」(映画ライター) 過去に同じ年に同じテーマの競作作品が公開されたのは、1994年、今や年末の風物詩ともなった『忠臣蔵』をテーマにした『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(深作欣二監督/松竹)と『忠臣蔵 四十七人の刺客』(市川崑監督
正念場を迎えている、二つの「鳥」がある。一つはトキ。二〇〇八年以降、新潟県佐渡市で放鳥されたトキの夫婦一組の巣で卵二個が産まれたのが確認された▼卵が有精卵で、順調なら、今月下旬にも待望のひなが誕生する。〇三年の日本産絶滅を受け、中国から贈られたトキを人工繁殖した個体だが、自然環境下での繁殖が実現すれば一九七四年以来三十六年ぶりとなる快挙である▼もう一つは「はやぶさ」だ。こっちは本物の鳥に非(あら)ず、七年前に鹿児島から打ち上げられた小惑星探査機。小惑星イトカワまでの実に往復四十五億キロという気の遠くなるような長旅を今、終えようとしている▼地球から二千四百万キロほどの所まで来ているが、それ自体がほとんど奇跡だ。四基のエンジンは、一基また一基と不具合に。姿勢制御装置も三基中二基が故障した。一時は通信も途絶え、帰還が危ぶまれたが、遠隔操作で故障エンジン二基の無事な部分を組み合わせて一基分の出力を
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月27日、小惑星探査機「はやぶさ」を、地球の中心から約2万キロの位置を通過する軌道に誘導することに成功したと発表した。6月に地球に到達する予定。 はやぶさは小惑星「イトカワ」で採取した岩石などをカプセルに収納し、地球に戻るのが目標。今後、数回に分けて軌道修正を実施。カプセルが正確に地球大気圏内に再突入する軌道に向け、徐々に精密誘導する予定だ。 はやぶさは昨年11月、エンジン4基のうち3基が停止するというトラブルに見舞われた。推力不足で地球に戻れない可能性もあったが、エンジンの機能を組み合わせて推力を確保し、地球への帰り道を進んでいた。 関連記事 はやぶさ、地球引力圏へ 帰還可能性高まる 惑星探査機「はやぶさ」が地球の引力圏に突入する軌道に乗った。6月に地球に到達する予定。 はやぶさ、地球帰還へ 停止エンジン2基をつなげて推進力獲得 4基のエンジンのうち3
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、人類初となる小惑星の岩石採取に挑戦した探査機「はやぶさ」が地球へ帰還する目標軌道に到達したため、主エンジンの連続運転を停止したと発表した。これで今年6月の地球帰還が確実となり、今後、微調整を繰り返しながら地球を目指す。 はやぶさは現在、地球から約2700万キロの地点をエンジンなしで慣性飛行している。この日、最も地球に近づいた際には上空約1万4000キロを通る楕円(だえん)軌道に入った。 はやぶさは、地球と火星の間を回る小惑星「イトカワ」に接近、2度の着陸と離陸を成功させた。主エンジンは何度も故障に見舞われたが乗り越え、設計寿命(1万4000時間)に迫る運転を続けてきた。往復約45億キロという長旅のゴールが間近になった。 27日午後3時17分、主エンジンが停止。神奈川県相模原市の管制室では関係者が互いに握手をして喜んだ。主エンジン担当の国中均JAXA
エンジンのトラブルなどで地球への帰還が危ぶまれていた日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、27日、目標にしていた地球から2700万キロの距離の軌道に到達し、ことし6月の帰還に向けて最終段階に入りました。
Image credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月27日、小惑星探査機「はやぶさ」の第2期軌道変換が終了したことを発表した。 「はやぶさ」に搭載されているイオンエンジンの連続運転による第2期軌道変換は2009年2月に始まり、イオンエンジンの1基が停止するなどのトラブルに見舞われたものの、2010年3月27日15時17分に無事終了した。これにより、「はやぶさ」が地球の中心から約2万kmの位置を通過する軌道への誘導に成功し、2010年6月のカプセル帰還に向けて大きく前進した。 JAXAは今後、数回に分けて「はやぶさ」の軌道をさらに修正し、カプセルが正確に地球大気圏内に再突入できるよう、徐々に精密誘導を行う予定。 「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年11月に小惑星イトカワに着陸し、表面の岩石やチリを採取した。しかし、イトカワから離陸後、燃料漏洩が発生し
2005年に地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワに着陸し、地球への帰還を目指して飛行を続けている小惑星探査機「はやぶさ」が27日、地球に接近する軌道に入り、今年6月の帰還にめどが立った。燃料漏れやエンジンの故障などを乗り越え、計画から3年遅れで帰還する。 イトカワを離れ、帰途についたはやぶさは昨年11月にエンジンが故障。帰還が危ぶまれたが、四つあるエンジンのうち、生き残った2基を組み合わせて飛行を続けていた。今後さらに軌道を微調整しながら地球に近づき、小惑星の砂を入れるカプセルを豪州の砂漠に投下する予定だ。 宇宙航空研究開発機構はこの日、はやぶさが地球に接近する軌道に入ったことを確認し、午後3時すぎにエンジンを停止した。エンジン担当の国中均教授は「技術的には小惑星往復を達成できたと考えている。よく帰ってきた」と喜んだ。 はやぶさは03年5月、世界で初めて小惑星の砂を持ち帰るのを目標
小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰るために行っていた軌道変換が、27日午後3時過ぎに完了した。 宇宙航空研究開発機構が発表した。故障続きのエンジンを動かし続けるという最大の山場を越え、地球帰還へと大きく近づいた。今後は、基本的にエンジンを動かさない慣性飛行で地球へ向かい、6月に大気圏内へ突入する予定。 はやぶさは、2003年5月に地球を出発。05年11月に小惑星「イトカワ」に着陸した後、燃料漏れや通信途絶、エンジン故障など様々なトラブルに見舞われた。不調のエンジン2台を組み合わせて1台分の推進力を得るなど、曲技のような手段を駆使して、地球への帰路を進んでいた。 今後は、正確な軌道に乗せるための微調整を行い、徐々に地球へと近づく。宇宙機構は、内蔵のカプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠に落下させる計画。豪政府の許可が下りれば、大気圏突入の約10日前にエンジンを短時間噴射させて、突入角度を最終
地球帰還、ほぼ確実に=小惑星探査機「はやぶさ」−宇宙機構 地球帰還、ほぼ確実に=小惑星探査機「はやぶさ」−宇宙機構 小惑星「イトカワ」への着陸成功後、数々のトラブルを乗り越えて地球帰還を目指す探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は27日、地球のごく近くを通過する軌道への投入に成功した。今後も、大気圏突入に向けた軌道の微調整を続けるが、寿命が懸念されていた航行用のイオンエンジンの連続運転を終え、目標とする6月の地球帰還はほぼ確実になった。 はやぶさは小惑星の岩石試料を採取し、地球に持ち帰るのが目標。2003年5月に打ち上げられ、05年11月にイトカワ着地に成功したが、燃料漏れや姿勢制御装置の故障などが続発。当初の予定を3年延期して今年6月の地球帰還を目指してきたが、最後に残ったイオンエンジンも寿命が危ぶまれていた。 27日午後、神奈川県相模原市の運用管制室で、管制チームがイオ
宇宙航空研究開発機構は25日、小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰るための軌道変換を27日に完了すると発表した。 地球帰還に向け、最大の難関を越えることになる。このまま地球に近づき、6月に地球の大気圏に突入する予定だ。 2003年5月に打ち上げられたはやぶさは、05年11月に小惑星「イトカワ」に着陸。イトカワを離れた後、燃料漏れやエンジン故障などさまざまなトラブルを乗り越え、昨年2月以来少しずつ続けてきた軌道変換に成功する見通しが立ったという。 27日で、故障をしのぎつつ動かしてきたエンジンの連続運転が終了。今後は、軌道の微調整や、大気圏突入前の方向転換をする時に使われるだけとなる。 はやぶさの現在位置は、地球から約2700万キロ・メートル離れている。今後はエンジンを使わない慣性飛行を続け、6月にカプセルをオーストラリアの砂漠に落下させる。
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