世永玲生です。この連載では「ソシャゲの秘密」をゲームの企画やマーケティングの側面から語っていきたいと思います。 今回のテーマは「コンテンツ」。コンテンツという英語の意味は「中身」です。最近のデジタルの世界では普通、まとまった文章とか画像、動画全般を意味しますが、ソシャゲ業界ではちょっと違う意味で使うことがあります。この場合の「コンテンツ」はもともとソシャゲのプレーヤーが使い始めた言葉で、ザックリ言うと「プレーヤーがゲームの中でやること」を指します。 毎日たくさんのソシャゲがリリースされては消えていきます。ヒットするのはごくまれ。その違いを生み出すのは実は「ゲームの面白さ」だけではありません。私はむしろ「コンテンツの設計」がゲームの成功・失敗に深く関わっていると考えています。特に、ゲーム自体は面白いのにうまくいかないゲームはおおむね、このコンテンツの設計で失敗してしまっているケースが多いので