離婚後も未成年の子について共同親権を継続できるようにすべき、との提案が一部でなされている。離婚後も子どもの父・母であることに変わりはなく、共同親権の継続は一見、理想的に思える。実際、そうした制度を採る国も多い。ただ、子の福祉の観点から見た時、共同親権の導入にはなお慎重な検討が必要だ。 まず、親権…
英国よりエスタブリッシュメントの餌食になる日本 新自由主義の波に呑み込まれた英国。その背中を日本はひたすら追いかけている 白波瀬 達也 桃山学院大学社会学部准教授 気鋭のジャーナリストによる新自由主義批判 「エスタブリッシュメント」。支配体制・特権階級などの訳語が当てられるこの用語は日本でもある程度知られているが、日常レベルで使われる機会は少ない。 一方、イギリスでは耳慣れた用語として定着している。著者のオーウェン・ジョーンズは、現代イギリスの不平等を象徴する存在として「エスタブリッシュメント」に注目し、いかに彼らが我が物顔で社会を牛耳っているかを明らかにしている。 本書の解説を始める前に著者の紹介をする必要があるだろう。 オーウェン・ジョーンズは1984年生まれの気鋭のジャーナリストだ。労働者階級が多く暮らすマンチェスター郊外のストックポート出身で、猛烈な反エスタブリッシュメントの家庭で
英国よりエスタブリッシュメントの餌食になる日本 新自由主義の波に呑み込まれた英国。その背中を日本はひたすら追いかけている 白波瀬 達也 桃山学院大学社会学部准教授 気鋭のジャーナリストによる新自由主義批判 「エスタブリッシュメント」。支配体制・特権階級などの訳語が当てられるこの用語は日本でもある程度知られているが、日常レベルで使われる機会は少ない。 一方、イギリスでは耳慣れた用語として定着している。著者のオーウェン・ジョーンズは、現代イギリスの不平等を象徴する存在として「エスタブリッシュメント」に注目し、いかに彼らが我が物顔で社会を牛耳っているかを明らかにしている。 本書の解説を始める前に著者の紹介をする必要があるだろう。 オーウェン・ジョーンズは1984年生まれの気鋭のジャーナリストだ。労働者階級が多く暮らすマンチェスター郊外のストックポート出身で、猛烈な反エスタブリッシュメントの家庭で
英国よりエスタブリッシュメントの餌食になる日本 新自由主義の波に呑み込まれた英国。その背中を日本はひたすら追いかけている 白波瀬 達也 桃山学院大学社会学部准教授 気鋭のジャーナリストによる新自由主義批判 「エスタブリッシュメント」。支配体制・特権階級などの訳語が当てられるこの用語は日本でもある程度知られているが、日常レベルで使われる機会は少ない。 一方、イギリスでは耳慣れた用語として定着している。著者のオーウェン・ジョーンズは、現代イギリスの不平等を象徴する存在として「エスタブリッシュメント」に注目し、いかに彼らが我が物顔で社会を牛耳っているかを明らかにしている。 本書の解説を始める前に著者の紹介をする必要があるだろう。 オーウェン・ジョーンズは1984年生まれの気鋭のジャーナリストだ。労働者階級が多く暮らすマンチェスター郊外のストックポート出身で、猛烈な反エスタブリッシュメントの家庭で
橋本治は「頭」より先に「体」がある人だった 私が経験した「些細だが大事なこと」。追悼の列に連なって黙祷を 今野哲男 編集者・ライター 小説・戯曲はWikipediaで拾えるだけでも36点48冊、評論・エッセイは94点111冊、古典現代語訳が12点41冊、対談などの共著は合わせて9点9冊、加えてクリエーターとしての彼の社会的な出発点が、「全共闘運動」と「東大闘争」がピークを迎えた1968年の、「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」のコピーで知られる、東大駒場祭の歴史的なポスターにあったことを暗示する『橋本治画集』(マドラ出版、1991年)と『橋本治歌舞伎画文集―かぶきのよう分からん』(演劇出版社、1992年)なども出している。 1978年のデビュー小説『桃尻娘』(講談社、現・講談社文庫、ポプラ文庫・品切れ)と、1979年に日本で初めて漫画を本格的に論じたデ
例えば防衛費の使い方だ。高額なF35A戦闘機の購入で整備費が減り、既存機の稼働率が下がっている。導入予定の空母も、自衛隊には「国威発揚の意味はあるだろうが、現場の感覚では必要ない」との声がある〈1〉。元海兵隊大佐のグラント・ニュ…
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