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2020年12月12日のブックマーク (9件)

  • 「あんな経験は僕らだけで十分」増える外国人に居場所を、在日コリアンの奮闘:朝日新聞GLOBE+

    ■自分の親の姿が重なる 「お店が休みになって収入がない状況ですって、書いてあるからね」。在日コリアン3世の金光敏さん(49)は10月上旬、大阪・ミナミの公民館で、フィリピン人女性にゆったりと話しかけた。 相談に来たムトウ・アナ・マリー・レイエスさん(38)は、2人の子を育てるシングルマザーだ。2010年に来日し、ホステスとして働いていたが、新型コロナの影響で収入が絶たれた。「周りに相談できる日人はいなかった」。ひとり親への給付金があると教えてくれたのが、長男が通う夜間学習教室「Minamiこども教室」の金さんだった。 大阪市では、19年末時点で全市民の約5.3%にあたる14万5857人が外国籍の住民だ。人数、比率とも政令指定都市で最も多い。ミナミの繁華街がある中央区・浪速区は外国籍が約11%を占め、フィリピン人や中国人が集まる。 ひとり親への給付金の申請について、フィリピン人女性の相談

    「あんな経験は僕らだけで十分」増える外国人に居場所を、在日コリアンの奮闘:朝日新聞GLOBE+
    quelo4
    quelo4 2020/12/12
    “金さんは在日コリアンの人権擁護に取り組み、13年、外国にルーツをもつ子に勉強を教えるMinamiこども教室を開いた。今では子どもだけでなく、親の生活相談も受ける。「あんな経験をするのは僕らだけで十分や」”
  • 山梨の団地、住人の半数超が外国人 訪ねたら「亀裂」と「共生の糸」両方が見えた:朝日新聞GLOBE+

    住民と話す日系ブラジル人の志垣パウロさん(右)と自治会長の大塚信矢さん(左)=2020年11月、山梨県中央市 片面に日語、反対側にポルトガル語が書かれた団地の「自治会だより」がパイプいすの上に置かれていた。役員会に出席した12人が1枚ずつ手に取る。最後列に並んで座ったのが日系ブラジル人女性の3人の組長。数世帯ごとでつくる組のまとめ役だ。その隣にパーカーを着た男性が立ち、ときどきポルトガル語でささやく声が聞こえた。 10月下旬の夜、山梨県中央市の県営「山王団地」で開かれた自治会の役員会を訪ねた。200人を超す住人のうち半数以上が日系人を中心とした外国人。日的な組織の代表例にも挙げられる自治会には外国人も参加している。 山王団地の自治会の役員会。毎月1回、開かれる=2020年10月、山梨県中央市 男性は日系ブラジル人の志垣パウロさん(34)。日語が堪能で、5年前まで自治会の「外国人代表」

    山梨の団地、住人の半数超が外国人 訪ねたら「亀裂」と「共生の糸」両方が見えた:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “10月下旬の夜、山梨県中央市の県営「山王団地」で開かれた自治会の役員会を訪ねた。200人を超す住人のうち半数以上が日系人を中心とした外国人。日本的な組織の代表例にも挙げられる自治会には外国人も参加”
  • 苦境の外国人労働者をJICAが支援 生き続ける「緒方イズム」:朝日新聞GLOBE+

    水産加工工場で働くインドネシアからの技能実習生ら=2017年12月、宮城県塩釜市、藤崎麻里撮影(文とは関係ありません) ■アプリで聞き取る労働者の声 この団体は「責任ある外国人労働者受け入れプラットフォーム」(JP-MIRAI)だ。 「外国人労働者の声をよく聞いて、問題を解決することを目指したい」。JICAの宍戸健一上級審議役は、東京で開かれたプラットフォームの設立フォーラムでこう訴えた。JICAは、ビジネスと人権の問題に取り組む一般社団法人「ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン」(アスク)とともに事務局を担う。 外国人労働者の受け入れにかかわる課題を解決するためのプラットフォーム発足にあたって、11月中旬に都内でフォーラムが開かれた=JICA提供 プラットフォームでは、省庁や自治体、外国人技能実習生を受け入れている企業や監理団体、経済団体などが連携し、

    苦境の外国人労働者をJICAが支援 生き続ける「緒方イズム」:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “外国人労働者の「本音」をどれだけ集められるかは、不透明な面もある。自分の抱えている課題が解決され、声を届けたいと外国人労働者自身が思える窓口になれるかどうかが、情報が集まるかどうかの試金石”
  • 日本国籍とった、それでも私は「外国人」? 社会で感じる無言の圧力:朝日新聞GLOBE+

    国籍を取ったロンゴ・ツァサさんの、日のパスポート。「手続きは大変だったよ」と笑った=栃木県小山市、藤崎麻里撮影 「国籍取得って養子縁組に似ている。生物学的にはDNAは変わらないが、一緒に生きる家族が変わるような感じ」 コンゴ民主共和国出身のエンジニア、ロンゴ・ツァサさん(60)はの日留学をきっかけに30年前に来日。生活の基盤を構えると決意し、2009年に一家で日国籍を取得した。日の国籍法は二重国籍を認めていないため、コンゴの国籍は手放した。犯罪履歴や納税状況といった要件も問題なかった。氏名の並びも日式に変え、名字のロンゴを先に言う。 長女のニアンギさん(27)は日生まれ。3歳でウガンダに行き、11歳からは栃木県に。栃木県内の中学校と高校に通い、米国の大学に進学した。今秋はオンライン授業のため、日で授業を受けていた。「ヘルシーだから」と毎日3個も納豆をべる一方、日では

    日本国籍とった、それでも私は「外国人」? 社会で感じる無言の圧力:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “毎年約1万人が日本国籍を取得しているが、彼らを悩ませているのが、「日本人なのか」と問う周囲の視線。グローバル社会では、国籍と、民族や文化的背景は必ずしも一致しないのに、日本社会には「日本人像」が存在
  • 「このまま日本に住む」定住する外国人が増えている 制度は「いつか帰国」を想定:朝日新聞GLOBE+

    技能実習生だったチャン・ミーゴックさん(右)と斉藤実さん(49)の夫婦。福島県内の工場で知り合い、2020年10月に職場結婚した 10月末、千葉県内で、男の子の赤ちゃんが産まれた。体重3600グラムの元気な子。名前は仁くん。 「ベトナムにもジンって名前があるんです。夫も『いいな』と言ってくれて」 母親となったグエン・ミン・トゥーさん(26)が由来を教えてくれた。トゥーさんは2015年、技能実習生として来日。福島県の水産加工工場で働いた。日語をもっと学びたいと思い、17年初夏に始めたのが海外マッチングアプリ。そこで仁君のお父さんの澤口彰平さん(26)と知り合った。 幼い仁くんを抱くグエン・ミン・トゥーさん(右)と澤口彰平さん(人提供) 東京に住んでいた澤口さんはIT企業で働くプログラマー。「知り合いができたらおもしろい」と、アプリをベトナム旅行に行く前の情報収集に使っていた。スマートフ

    「このまま日本に住む」定住する外国人が増えている 制度は「いつか帰国」を想定:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “ペルー人の新田ピラルさん(61)は1991年、日系人の夫を追い、11カ月の長女と来日した。当時、日本の工場の給与はリマの病院の医療事務の3倍。夫が2年だけ働き、実家の薬局を2店舗に増やすつもりだった”
  • 「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+

    色づき始めた秋の森を抜け、波静かな入り江を渡り、スウェーデンの首都ストックホルムの中心部から郊外電車で30分ほど走ると、コンクリートの団地群が姿を現した。低所得の労働者が暮らす街ボートシルカだ。人口の約55%はシリア、アフガニスタン、インドなどからの移民やその子どもたちで、国籍は160にも及ぶという。 8月、ここで深夜に犬を散歩させていた12歳の少女が射殺され、社会を揺るがした。近くでは毎晩、武装した移民系若者らによると見られる発砲音が響いており、流れ弾を受けたと考えられた。一帯の治安は数年前から悪化し、「行けない地域」(no-go zone)と呼ばれていた。 コンクリートの団地が並ぶボートシルカの街並み この事件にとりわけ衝撃を受けたのは、ボートシルカで住民の交流の場となってきた「多文化センター」だった。問題を深刻に受け止めたスタッフのミカエル・モールベリさん(56)は、移民の代表者とと

    「みんなの文化を尊重」かえって溝広げた? 「多文化主義」問い直すヨーロッパ:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “危機感を抱きました。若者の犯罪は確かに、この街の大きな問題です」モールベリさんはそう認める一方、事件を移民問題と結びつける考え方に釘を刺す。 「犯罪に走るのは、彼らが貧しいから。移民だからではない」
  • 日本はすでに「移民大国」 場当たり的な受け入れ政策はもう限界だ:朝日新聞GLOBE+

    山梨県中央市の県営山王団地。住民の半数以上が日系人など外国人。看板は日語とポルトガル語が併記されている=中村靖三郎撮影(文とは関係ありません) 経済協力開発機構(OECD)によると、3カ月以上滞在する予定で日に来た外国人は2018年に50万人を超え、世界有数の規模となった。国連経済社会局がまとめた19年の移民人口でみても約250万人と世界26位。急増している外国人技能実習生らが含まれているからだ。 ただ、多くの日人に「移民大国」の実感はない。「移民」には「永住」のイメージが強く、実習生はあてはまらない。 今回、特集「気がつけば『移民大国』」取材班は住民に占める実習生の割合が多い100の地方自治体にアンケートを行った。うち4割が「実習生が何人住んでいるか分からない」と回答。「コミュニティーの一員」との意識が薄い実態が浮かび上がった。 一方で、グローバル化が進む中、一定期間働いて帰国す

    日本はすでに「移民大国」 場当たり的な受け入れ政策はもう限界だ:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “3カ月以上滞在する予定で日本に来た外国人は2018年に50万人を超え、世界有数の規模となった。国連経済社会局がまとめた19年の移民人口でみても約250万人と世界26位。急増している外国人技能実習生ら”
  • 秋元才加さん「日本人は違和感への耐性低い」フィリピンと日本にルーツあるから実感:朝日新聞GLOBE+

    俳優の秋元才加さん(32)は父が日人で、母がフィリピン人。二つの文化がぶつかり合う家庭で育ち、「人って基、分かり合えないもの」と学びました。だから、人が自分と違っていても、あまり気にならないと言います。 日に住む外国人が増えると、トラブルが多くなると心配する人は少なくありません。ただ、秋元さんの目には、日人は「違和感への耐性」が低いようにも映るそうです。 それはどういう意味なのでしょうか。秋元さんに外国人との「共生」のヒントを聞きました。(聞き手・中村靖三郎、写真・山和生) あきもと・さやか  1988年生まれ。2006~13年、アイドルグループ・AKB48で活躍。今年公開の「山は眠らない8 暗殺者の終幕」でハリウッドデビュー。14年からフィリピン観光親善大使。 ――AKB48に入って、すぐにフィリピン人と日人のミックスだと公言しました。 いろんなメンバーがいる中で、二つの国

    秋元才加さん「日本人は違和感への耐性低い」フィリピンと日本にルーツあるから実感:朝日新聞GLOBE+
    quelo4
    quelo4 2020/12/12
    “実は大人になってから、母に日本語で話しても、半分ぐらいしか理解していないと気づいたんです。母は来日前、日本語が全くしゃべれず、テレビの子ども番組を見ながら覚えた。最近、私が英語で会話できるように”
  • 愛知にある日本一リッチな村 人口の6%が技能実習生、それでも乏しい交流はなぜ:朝日新聞GLOBE+

    ■「お金がないと、夢も決められない」 名古屋港の入り口に立ち並ぶ海運業者の倉庫や中小企業の工場を横目に車を走らせると、のどかな田園風景の中に温水プールや図書館などが入った立派な施設が見えた。1996年に愛知県飛島村にできた住民自慢の施設だ。隣には村立の小中一貫校のピカピカの校舎。そこから少し離れた平屋の工場を訪ねると、日が暮れた後も機械音が響いていた。 「トビシマ製作所」では、約20人の従業員のうち、4人のベトナム人が外国人技能実習生として働いている。通常の勤務は午前8時半~午後5時半だが、この日は残業が続いていた。鉄やアルミを淡々と機械にはめ込み、スイッチを入れる単純作業。加工された大小さまざまな部品は、冷凍トラック用の大型エアコンに使われている。 トビシマ製作所の工場。実習生らは平屋建ての建物の中で作業している 飛島村は住人が5000人に満たない小さな村だが、人口に占める技能実習生の割

    愛知にある日本一リッチな村 人口の6%が技能実習生、それでも乏しい交流はなぜ:朝日新聞GLOBE+
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    quelo4 2020/12/12
    “飛島村は住人が5000人に満たない小さな村だが、人口に占める技能実習生の割合が約6%と全国の市町村で最も高い。一方で、企業がもたらす固定資産税が村の財政を潤す「日本一リッチな村」”