一方、昭和を思わせるマッチョなマネジメント(=「いいからやれ!」)への郷愁を隠さない層も多数、存在します。 「部下のモチベーションを高めることはマネジャーの役割ではない。ただ目標達成を促せばいいのだ」 こんなことを主張するビジネス書がベストセラーになっています。 また、「優しいマネジメントが広がったことが、ぬるい職場を生み出し、不満を感じた若手が退社している」と主張する本もあります。これも「厳しいマネジメント」を支持する層に歓迎されています。 しかし、「厳しさ」と「優しさ」は、どちらかを選ばなければならないものでしょうか。 『伴走するマネジメント』では「厳しさと優しさを使い分ける」ことを提唱しています。 ルールには厳しく、コミュニケーションは優しく 「そんな矛盾した行動ができるのか?」 そう思われるかもしれません。 これに対する私の考えは明快です。 「ルールには厳しく、コミュニケーションは