「犯人捜しに意味はない。こんな高密度になった原因を探るべき」と専門家 韓国・梨泰院の死亡事故 生死を分ける第一歩「1平方メートルに5人」を体験 2022年11月02日 この記事の画像(9枚) 韓国・ソウルの繁華街「梨泰院(イテウォン)」で、150人以上が死亡した雑踏事故。事故前に寄せられた通報への対応が不十分だったなどとして、韓国の“警察庁”が“警察”の家宅捜索に乗り出すという、異例の事態となっています。 事故はどんな状況で、どんな力が働いて起こったのでしょうか。危険な密集から身を守る方法を、群衆事故を研究する大阪工業大学、特任教授の吉村英祐先生に解説いただきます。 ■「人が押すこと」で群衆雪崩は起こる? 大きな被害が出た今回の梨泰院の事故。韓国メディアによると「一部の人が前の人をわざと押した」「ウサギのヘアバンドをした男が『押せ』と叫んだ!」ことがきっかけになったという話も出てきているよ