村井弦斎と云う人をご存知でしょうか? 文久3年に吉田藩に生まれ、明治から大正にかけて報知新聞などでジャーナリスト、小説家として活躍しました。 生地の豊橋ではその名を知る人はあまり居ませんが、結婚後晩年までを過ごした神奈川県平塚市には「村井弦斎公園」があり「村井弦斎まつり」が行われています。 今回ご紹介するのはその弦斎さんの著述ではなく奥様、多嘉子さんの陳述による、今でいえば料理エッセイ、生活の知恵のようなものです。 時代は明治40年代のことですが案外現代に通じる所もあり明治の日本女性の品格の素晴らしさを感じさせてくれます。 ボツボツとしか投稿できそうもありませんが年寄りのやる事ですので気長にお付き合いくだされば幸いです。 手軽実用弦齋夫人の料理談 第二編 石塚月亭編 朝飯(あさはん)は如何にすべきか(六月記) 記者『今日(けふ)は何か風(ふう)の変わったお料理談を伺(うかが)ひたいものです