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ブックマーク / mukasihanasi.dosugoi.net (2)

  • 弦斎夫人の料理談 その1

    村井弦斎と云う人をご存知でしょうか? 文久3年に吉田藩に生まれ、明治から大正にかけて報知新聞などでジャーナリスト、小説家として活躍しました。 生地の豊橋ではその名を知る人はあまり居ませんが、結婚後晩年までを過ごした神奈川県平塚市には「村井弦斎公園」があり「村井弦斎まつり」が行われています。 今回ご紹介するのはその弦斎さんの著述ではなく奥様、多嘉子さんの陳述による、今でいえば料理エッセイ、生活の知恵のようなものです。 時代は明治40年代のことですが案外現代に通じる所もあり明治の日女性の品格の素晴らしさを感じさせてくれます。 ボツボツとしか投稿できそうもありませんが年寄りのやる事ですので気長にお付き合いくだされば幸いです。 手軽実用弦齋夫人の料理談 第二編 石塚月亭編 朝飯(あさはん)は如何にすべきか(六月記) 記者『今日(けふ)は何か風(ふう)の変わったお料理談を伺(うかが)ひたいものです

    弦斎夫人の料理談 その1
  • 豊橋「昔はなし」/瘋癲日誌

    馬鈴薯(じゃがゐも)は如何(いか)に料理(れうり)するか 記者『この頃(ごろ)は新(しん)の馬鈴薯(じゃがゐも)が澤山(たくさん)出ますがあれはどうしてべたら宜(よ)うございませう 夫人『新の馬鈴薯はゆで方が肝心(かんじん)です。古い馬鈴薯は水(みづ)からゆでますけれども新の馬鈴薯は先(ま)づ湯をグラグラと煮立(にた)たせてその中へ薯(ゐも)を入れて少なくとも三十分間以上(いじゃう)ゆでなければなりません。ゆで方が少ないと馬鈴薯(じゃがゐも)がネバネバして心(しん)に硬(こは)い處(ところ)があって美味(おい)しくありません。三十分間ゆでた後(のち)お砂糖(さたう)を入れて二十分間煮(に)てその次に鹽(しお)を入れて又(また)十分間煮ます。つまり一時間かかって煮なければ美味しくは出來ません。 記者『馬鈴薯(じゃがゐも)が極(ご)く上等(じゃうとう)なお料理(れうり)になりませうか。 夫人

    豊橋「昔はなし」/瘋癲日誌
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