このコラムでは、マンガ『天幕のジャードゥーガル』の舞台となった地の歴史や文化を連載形式で解説してきました。 今回は趣向を変えて、作者・トマトスープ先生とモンゴル帝国史研究者・赤坂恒明氏(元 内モンゴル大学教授)をゲストに、秋田書店の担当編集者・小林康毅氏(現任)、津田小百合氏(前任)とコラム筆者・谷川もまじえた座談会を開催しました! 『天幕のジャードゥーガル』にまつわるよもやま話をお楽しみいただければ幸いです。 『天幕のジャードゥーガル』誕生の裏話 研究者・赤坂氏──本日はよろしくお願いします。コラム筆者の谷川さんは、私の兄弟子(早稲田大学の柳澤明教授)の弟子ですので、私は谷川さんのオジ弟子、モンゴル語でノムン・アバガ(nom-in abaγa)にあたります。谷川さんのコラムには、たくさんオジ弟子さんたちが登場してましたね。さて、まずお尋ねしたいのはトマトスープ先生、なぜまたモンゴルにご関
