ライフログが好きなので、そろそろバッグの中身紹介記事の続編を書こうと思って、持ち物をちまちま写真に撮っている。そんなとき自分のタブレットを見て、こんな風にデコることができているのはわたしが恵まれた立場にいるからだなとつくづく思った。 LGBTQプライドフラッグをモチーフとしたステッカーの類いは結局、当事者であると「誤解」されても困らない立場の人のためのものだと思っている。多くはアライか、真実当事者であったとしても可視化されることによって立場が危うくなりにくい、あるいは「説明」が可能な限られた人のための。わたしはホルモン治療をしているが、女性として生まれたジェンダークィアであるので、たとえトランスジェンダーの当事者だと見なされたとしても、男性として生まれたクィアである人よりも侵襲的な視線に晒されるリスクは少ない。実際に「詰問」されたとしても、身分証の性別欄を見せることもできる。男性として生ま