2016年に返還され、21年に世界自然遺産に登録された米軍北部訓練場跡地。沖縄防衛局が支障除去作業を完了したとする土地からは、米軍の廃棄物が今もざくざくと出てくる。26日で登録から3年がたったが、今もやんばるの森は米軍の「負の遺産」が放置されたままだ。22日、チョウ類研究者の宮城秋乃さんが何百回と実施している国頭村安田の登録地での廃棄物調査に、本紙記者も同行した。(社会部・塩入雄一郎)
2016年に返還され、21年に世界自然遺産に登録された米軍北部訓練場跡地。沖縄防衛局が支障除去作業を完了したとする土地からは、米軍の廃棄物が今もざくざくと出てくる。26日で登録から3年がたったが、今もやんばるの森は米軍の「負の遺産」が放置されたままだ。22日、チョウ類研究者の宮城秋乃さんが何百回と実施している国頭村安田の登録地での廃棄物調査に、本紙記者も同行した。(社会部・塩入雄一郎)
全国高校野球選手権沖縄大会は20日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝が行われる。4強に勝ち上がったエナジック、興南、ウェルネス沖縄、KBCのうち、春夏通して甲子園出場経験があるのは興南のみ。片仮名やアルファベットの校名を冠した、新しいチームの躍進が著しい。中でも創部3年目のエナジックは、監督がサインを一切出さない斬新な「ノーサイン野球」で、場面に応じて選手自ら考え、判断し、盗塁やランエンドヒット、スクイズを決める。14日の準々決勝の浦添商業戦もダメ押し点は意表を突く4番のスクイズだった。(デジタル編集部・大門雅子) 写真購入の特設サイト開設 沖縄タイムス社は高校野球沖縄大会の写真を特設サイトで販売します。「写真で見る沖縄大会2024」に掲載していない写真も多数あります。閲覧・購入にはパスワード発行が必要です。対象は野球部員、保護者、関係者に限ります。(試合によって写真がない場合もあります
いつ誰がそうなるかわからない。その時、何をすべきかとっさの判断を間違えないために万全の準備をする。 夏真っ盛りで海でのレジャーが最高超に達するこの時期になると、水難事故という悲しいニュースを耳にする機会も出てくる。 記事の中で伊良波中学校3年生の比嘉さんの 「水の上の5分は想像より長かった」 という言葉が胸に響いた。講習であるにもかかわらずそういう気持ちになるんだとしたら、万が一自分がそういう状況になったときに、きちんと平常心を保ってやるべきことをちゃんとできるのかなという思いに駆られた。 もしものときを常にイメージしておくことが大事だなと。 「学んだことを家族や友人に伝え、水難事故防止を広めたい」 という比嘉さんの言葉の通り、自分自身だけでなく周りの人への注意喚起も大切だと感じた。
沖縄近海の海面水温が各地で高くなっている。気象庁によると、南大東島南では8日に平年値(28・80度)より約3度高い31・79度となり、統計を開始した1982年以降、県内で過去最高値を記録した。7月に入り、県内9の観測地点のうち沖縄本島北、久米島南、宮古島南でも過去最高を更新。水温の上昇は、サンゴの白化や台風の勢力にも...
大阪府の国立民族学博物館(民博)が、館内で保管する沖縄由来の厨子甕(ずしがめ)や骨つぼ計15件について本来所有すべき祭祀(さいし)承継者を探し出し、返還するガイドラインを定めたことが分かった。県内の墓から研究目的で持ち出した琉球人遺骨を巡り、子孫らの返還要求を拒否した京都大とは対照的な対応となる。琉球大の波平恒男名誉教授は「関係者の同意を得ずに取得した人骨や副葬品の返還は世界的な潮流。国内の博物館などでも本来の所有者を探し、返還する動きが広がってほしい」と期待を寄せた。(社会部・知念豊) 民博が4月に施行したガイドラインでは、返還申請者が正当な権利を持つ祭祀承継者と確認できた場合、返還に同意すると定めた。既に厨子甕などに書かれた氏名などの情報を基に調査に着手し、これまでに厨子甕1点の祭祀承継者と考えられる人物を特定した。他の厨子甕などについても調査を継続する方針だ。 民博が保管しているのは
ジェンダーギャップについて考えるイベント「地域を知り、地域に生きる『女(ひと)と男(ひと)とみんなのチカラ』」(主催・沖縄県、おきなわ女性財団など)が29日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで開かれる。講師は鳥取県知事時代に女性の登用を進めた片山善博さん。イベントを前に5月、沖縄タイムス社などのインタビューに応じ、男女格差解消に必要なのは「無理なく男女の機会を均等にすること」「男性の家庭内進出の推進」と語った。(社会部・嘉数よしの) 片山さんは1990年代に当時の自治省(現総務省)から鳥取県に出向し、99年からは知事を2期務め、行政改革に取り組んだ。県職員を見渡すと、課長や部長ら幹部はほぼ男性で...
陸上自衛隊幹部候補生学校(福岡県久留米市)が、「沖縄作戦において日本軍が長期にわたり善戦敢闘し得た」と評価し、幹部候補生の教育方針にしていたことが市民団体の情報公開で分かった。関東学院大学の林博史名誉教授によると自衛隊のこのような教育は1960年代に明らかになったが、現代も継続していることが改めて浮き彫りになった。住民被害には触れておらず、識者は「戦闘の仕方ばかりを取り上げているのは問題だ」と指摘している。(社会部・塩入雄一郎) 元自衛官などの研究者でつくる軍事問題研究会が、防衛省に公文書を開示請求。2017年8月から9月にかけ、陸自が一般幹部候補生に対して県内で行った「沖縄戦史現地教育」の実施計画が公開された。 実施計画は目的を「沖縄戦史を現地において教育し追体験させることにより、戦場、特に国土戦の実態を深刻に認識させる」と設定。現地教育などが中止となった場合、...
オランダ軍の海兵隊が3月、米軍北部訓練場で行われた米海兵隊の訓練プログラムに参加していたことが27日分かった。沖縄防衛局はオランダ軍の来沖を把握していなかったが、第3海兵師団の交流サイト(SNS)が訓練の動画を流していた。在日米軍基地で米軍以外の他国軍が訓練することは日米安全保障条約で認められないが、条約を逸脱して他国が訓練に参加するといった事例はたびたび起きている。識者は「事実上の安保条約違反が常態化している」と問題視している。(社会部・塩入雄一郎) 米軍の第4海兵連隊とオランダ軍の海兵隊員が3月10日から2週間、北部訓練場でジャングルリーダーコースに参加したことを第3海兵師団の「X」やフェイスブックなどが紹介。「厳しいジャングル環境に米軍と同盟軍が対応するよう設計した」と説明している。 動画では、オランダ軍の海兵隊員2人が北部訓練場内で米海兵隊の指導官から説明を受ける場面が流れる。別の
[ぶらり おきなわ’70] 1970年代の沖縄を写したスナップ写真を連載する企画「ぶらり おきなわ’70」が、4月6日付の沖縄タイムスでスタートした。デジタルアーカイブ業のNansei創業者の砂川哲男さん(71)が撮影した約800枚から厳選し、土・日曜日のオピニオン面で掲載する。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤の広がる大浦湾側の埋め立てに、防衛省が鹿児島県・奄美大島で採掘した土砂の使用を検討していることが18日、政府関係者への取材で分かった。来年初めにも搬入を始める方針。現在は県内の土砂を投入しているが、不足しつつあり、新たな調達先の確保が課題となっていた。 土砂を巡っては、政府が2020年、沖縄戦の激戦地だった沖縄本島南部を採取場所の候補に選定。遺骨が交じる土砂が使われる可能性があるとして、県民が反発していた。奄美から調達することで、批判を避ける狙いもあるとみられる。 沖縄県は15年、県外からの搬入を規制する条例を施行。条例は、特定外来生物が土砂に紛れて県内に侵入するのを防ぐことを目的としている。県は採取地などで調査ができ、混入が認められれば、知事は搬入や使用の中止を勧告できる。 政府関係者によると、土砂を洗浄することで県外か
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く