街から例の三輸車でデコボコ道を30分。玉泉山のふもとに玉泉寺はある。唐の高宗がこの玉泉寺と山東の靈岩寺、南京の棲霞寺、浙江天臺山の國清寺を"四大叢林"と名づけたという、由緒ある寺である。現在も全國重點文物保護單位に指定されている。天王殿・大雄寶殿などのお堂と、門前には北宋代の鐵塔がある。 この玉泉寺の門のそばを流れる小川がある。その川の上手に山道を歩いていくと二つの石碑が立っている。一つは細長く高さ二メートル餘りの四角柱の石柱で、頂きに石獸が天を仰いで鎭座している。そして"漢雲長顯聖處"と刻まれた裏には"萬暦丙辰(44年・1616)孟秋月吉旦建立"とある。もう一つはやや小さな石板で"最先顯聖之地"、清嘉慶22年に阮元の書いたものである。 『演義』では關羽の死後、その魂は玉泉山まで飛ぶ。ここで廬を結んでいた普淨という僧は以前關羽の危機を救った事のある人物で(第二十七回)、普淨に諭された關羽は
子どもが事件や事故を目撃したり、被害にあったとしても、その子どもから正確な情報を得るのは容易なことではない。子どもは記憶力も記憶を正確に伝える言葉の力も十分に発達していないからだ。それを考慮せずに大人はつい「叩かれたの?」「見たのは白い車?」などと誘導・暗示的な質問を繰り返し、その結果、子どもの記憶を汚染し、証言の信ぴょう性を下げてしまう。 こうした課題を見据え、仲真紀子は発達心理学の専門家の立場で、子どもからできるだけ正確な情報をできるだけ多く、しかも子どもに精神的な負担をかけないように引き出す「司法面接」の手法を研究している。 「体験したことを報告するには、純粋な記憶力だけでなく、コミュニケーション力がものをいいます」と仲は解説を始めた。最初は自動車の記憶を連想的に「ブーブー」と言うだけだった幼児が、認知的に成長し、周囲の大人と話す経験も蓄積していくと「このあいだね、お父さんの車に乗っ
目 次 は じ め に 一 文化相対主義と普遍性 二 近代産業文明と人権 三 国際的関心事項 四 グローバル化と人権 むすび-グローバル化とアジアの人権 は じ め に 一九九三年のウィーンにおける世界人権会議の準備のためバンコクで行われたアジア地域会合では、人権については普遍性よりも地域の特殊性が考慮されねばならないこと、及び外国からの干渉は避けるべきことが強調された。しかしウィーンの会議では、この二点についてのアジアの主張は通らず、人権の普遍性と国際的関心事項であることが世界的に確認された。 本稿は、人権の普遍性と経済開発との関係及び国際的関心事項の意味について考え、グローバル化の時代の人権尊重とアジアの人権の観点がどう結び付くのかを探ろうとした、いわば試論というべき一小論である。 一 文化相対主義と普遍性 1 バンコク宣言 一九九三年にウィーンで国連の世界人権
*作成:北村健太郎(立命館大学先端総合学術研究科) *「神聖な義務」関連年表 *血友病 *血友病関連年表 ◆2003/10/13 北村健太郎「「神聖な義務」論争をめぐって」(報告) 第76回日本社会学会大会 於:中央大学 報告要旨 配付資料/報告原稿 http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~gr018035/r/jss03.htm cf.日本社会学会 http://www.arsvi.com/0a/jss.htm 「神聖な義務」は、1980年秋に大西巨人と渡部昇一を中心に起こった事件である。当時、上智大学教授の渡部昇一は『週刊文春』に「古語俗解」というエッセイを 連載していたが、『週刊文春』10月2日号に掲載された「神聖な義務」というエッセイが問題とされた。この「神聖な義務」は全文を読まないと細かいニュアンスが 分からないので全文を引用する。なお、「神聖な義務」の「自
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