前回のコラム「生命保険は悲惨なギャンブル――ヤクザのばくち場は、一番公平!?」は、大きな反響をいただいた。 日本人は、生保・年金を合わせて、家計の約10%(月額平均4万7000円)を保険に使っているが、その仕組みについてはあまり知らない。 生命保険の仕組み 保険に入る意義は、人生の大きなリスク(死・事故)を補完して、本来、行いたい(行うべき)ことに集中する点にある。保険会社は、加入者を集めて個別の加入者のリスクを分散する、一種の卸業者だ。ただ、卸の運営にかかるコスト(多くはマーケティング)は加入者が負担することであるため、われわれは、リスクを補完するに見合う妥当なコストを払っているのかを見極める必要があるというだけだ。 保険会社は、卸によるリスク分散以外にも、預かっている保険料を資産運用して増やすという側面を持っている。生命保険は、死ぬまで加入者に返却されないため、それを運用するものだ。
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