表現の是非を問うトピックでしばしば「公共の場で無作為に人目にふれるのが問題なのだ」「ゾーニングさえきっちりすれば文句は言わない・言われないのに」という切り口が、是と非どっち側からも出ることがあります。 でもたぶん、これもう現在では議論の材料としてかなり弱い条件アングルになってると思うんですよね。 例えば(……たしか実際にあったと記憶してますがいちおう例えば、としておきます)「お店の18歳未満お断りコーナーへ踏み入って写真を撮ってインターネット上にアップして『こんなものが堂々と目に入るところに並べて売ってあるなんて』と告発する」なんて発端から特定の表現が問題視されうる世界に生きてる我々にとって、物理的なゾーニングはつねに無効化の可能性にさらされ続けます。広義に言えば国内のみ流通している作品が海外のネットメディア経由でマトにかけられるケースもありますね。 いや物理だけではなく電子的ゾーニングも