お待たせいたしました。第2弾,Debian Project/Google ソフトウェアエンジニア鵜飼文敏さんの講演動画です。
Webサービスの分野などで人気を博してきたオブジェクト指向のプログラミング言語「Ruby」に2012年4月、組み込み向けの軽量版「mruby」が登場した。 本家Ruby(CRuby)の生みの親である、まつもとゆきひろ氏が、組み込み分野に強みを持つ福岡県の企業や大学などと共同で経済産業省の「地域イノベーション創出研究開発事業」として開発したものである(Tech-On!関連記事01、同02)。 mrubyの最大の特徴は、実行環境(仮想マシン:VM)の大きさが最小構成で550kバイトと小さく、他のアプリケーションにVMごと組み込みやすいことだ。C言語などで記述した本体のアプリケーションの中で、ネットワーク処理やテキスト処理などC言語の苦手な処理やRubyの得意な処理をmruby側にオフロードさせる、といった使い方ができる。 ネットワーク側とのやり取りが増えつつあるデジタル家電など組み込み機器での
2012年10月26日午前0時、パソコンおよびタブレット向けOS「Windows 8」が世界で最も早く秋葉原で始まった。現地では、0時の深夜販売開始に向けてパソコンショップなどが様々なイベントを実施。思わずニヤリとしてしまうようなユニークな関連グッズなども販売されていた。 0時直前には、日本マイクロソフトの樋口泰行社長が各ショップを回って挨拶をすると共に、カウントダウンに立ち会った。記者はこうした深夜販売イベントに参加するのが初めてということもあり、また、個人的な興味もあって最後まで現地に残っていた(おかげで終電に乗れずじまい)。カメラを片手に走り回って撮影した多数の写真を基にOS関連で久々の大イベントとなった「Windows 8深夜販売」を振り返ってみよう。 まずは深夜販売開始前の25日夜に開催された前夜祭から(関連記事:Windows 8発売への秒読みスタート、秋葉原で「前夜祭」が開催
米アマゾン・ドット・コムの電子書籍リーダー「Kindle」が、ついに日本に上陸した。米アップルが発表したばかりの小型タブレット「iPad mini」よりも安い「Kindle Fire HD」などの端末と国内大手出版社の電子書籍を取りそろえて、話題をさらっている(関連記事)。アマゾンの大きな話題性の一方で、同社とそれを率いるジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)の素顔は、意外なほど知られていない。実績の大きさと情報の少なさゆえに、筆者は彼らのことがずっと気になって仕方がなかった。 ご存知の通り、アマゾンのすごさは電子書籍事業のKindleだけではない。本をはじめとしたあらゆるものを扱うショッピングサイトを運営し、クラウドサービスでもトップを走る。 年間売上は4兆円を超える巨大企業。時価総額は1100億ドル(約8兆8000億円)と、日本なら時価総額1位で約10兆8000億円のトヨタ自動車に次ぎ
今回の投稿は、ブランク氏の講義の受講生の一人とのやりとりです。元生徒の不満は「先生の教えた通りに、顧客の声を聞き製品に取り入れているのにうまくいかない」。ブランク氏は、彼の言い分を聞きながらその原因を探っていきます。(ITpro) アントレプレナーシップに必要な技能と顧客開発の科学は、ただ単に建物から出て行き、見込み顧客に耳を傾けるだけではありません。誰に耳を傾けるか、どうして耳を傾けるのかを理解することです。 「あなたの教えで、私は失敗しかけている」 先週、私の元学生のサティシュから電話がありました。彼が話すことでとても気になったのは「あなたの顧客開発の方法に従ったために、会社が失敗しかけている」ということでした。その後の会話は、電話で理解するにはとても複雑だったので、私の農園(ランチ)に来て話そうと誘いました。 彼が到着した時、彼は既にコーヒーを5杯も飲んだ後のようにハイでした。通常、
日本のTitaniumコミュニティはエキサイティング 米Appcelerator CEO Jeff Haynie氏 Platform Evangelist 増井 雄一郎氏 iPhoneとAndroidの両方で動作する、マルチプラットフォームのスマートフォンアプリを開発できるツールが注目を集めている。米AppceleratorのTitanium Mobile(関連記事)は、そういったツールの代表的なもののひとつであり、オープンソースソフトウエア(OSS)として提供されている。Appcelerator CEOのJeff Haynie氏と同社のPlatform Evangelist 増井雄一郎氏に、Titanium Mobileの現状や日本への見方を聞いた。 Haynie氏:22万以上のモバイルアプリ開発者がいて、3万以上のモバイルアプリが開発されています。 普及した理由は、Web開発者が、We
シマンテックは2011年11月22日、世界中の親子や教師を対象に実施した、インターネット利用に関するアンケート調査の結果を発表した。教師や学校に恥をかかせることを目的とした「サイバー餌付け」が、欧米を中心に大きな被害をもたらしているという。 同社では、子どもや保護者のインターネット利用の実態を明らかにするために、日本を含む世界中の各国でアンケート調査を実施。その結果を「ノートン オンライン ファミリー レポート」というレポートにまとめて公表している。 今回公表されたのは2011年版。同レポートは今回で4回目となる。実施期間は2011年2月6日から3月14日。調査対象は、日本や米国を含む24の国および地域の保護者2956人、子ども4553人(8歳から17歳)、教師2379人。これらのうち、国内の対象者は、保護者512人、子ども200人、教師100人。 今回公表されたレポートでは、サイバー餌付
「うまい! うまい!」と元気に駅弁をかきこむシゲちゃん。ご当地名物「井筒屋のステーキ弁当」だ。私たちは、JR北陸本線で福井県鯖江市に向かっている。この地名を聞いただけでピンと来た人もいるだろう。そう、シェアウエアのテキストエディタとして絶大な人気を誇る「秀丸エディタ」の作者である斉藤秀夫(通称:秀まるお)さんに会いに行くのだ。プログラマの間では超有名人であり、私にとっても憧れの人物である。目的地が近づくにつれ、心臓がドキドキしてきた。シゲちゃん、よろしく頼むよ。 秀丸エディタをコンパイルしたマシン 鯖江駅に着くと、斉藤秀夫さん本人が車で迎えに来てくれていた。おお! この人が、あの有名な...。挨拶の言葉がつまるほどの感激である。斉藤さんは、Tシャツ、ジャージ、サンダル履きと、実にリラックスした服装をされている。スマートながらガッシリした体格、プログラマと言うよりスポーツマンというイメージだ
皆さんは「プロコン」というイベントをご存じですか? プロコンは正式名称を「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」と言い,全国にある高等専門学校(以下高専)の学生が年に一度集まって,プログラミングやソフトウエアの開発能力を競う,言わば情報系の甲子園のような大会です。年々規模も大きくなり,最近は,ソフトウエア・ベンダーさんやシステム・インテグレータさんからも注目していただけるようになりました。 筆者は,2002年から4年間にわたってこのプロコンに参加し,3回,最優秀賞にあたる賞をいただきました。といっても,あまり自慢できるような話ではありません。むしろ辛く,ときに恥ずかしい経験ばかりの4年間でした。 今回から3回の短期集中連載で,筆者が経験した,ちょっぴり変わった学生集団によるソフトウエア開発の現場をご紹介したいと思います。若者ならではの無謀さと,ドタバタぶりを楽しんでいただければ幸いです
今となってはプレゼンテーションなんてさして珍しいものでもなく、ビジネスの現場では日々、さまざまなプレゼンテーションが行われています。しかし、プレゼンテーションが珍しくなくなったとはいえ、プレゼンが相変わらず難しいものであることに変わりはありません。聞き手はプレゼンを聞くことに慣れきっているし、伝えなきゃいけないことはどんどん複雑になるし、かといってプレゼンできる時間は限られています。 プレゼンって難しい そこで登場するのが、よりシンプルに、よりロジカルに、という考え方です。複雑なことを、分かりやすく順序立てて説明することで、聞き手の理解を促すというものです。同時に図解やデータ、グラフを駆使すれば、より信頼性も増します。そう考えると、難しいことを分かりやすく説明する能力というのは、現代のビジネスマンにとって必須のスキルかもしれません。 それでは分かりやすい説明さえできれば、プレゼンテーション
ビー・ユー・ジー(BUG)は2011年2月23日、FeliCaリーダーを非対応スマートフォンで使う技術「スマート・サウンド・タッチ」を開発したと発表した。スマートフォンでアプリを起動しておけば、音声通信によりポイントやクーポンを利用できる。この技術に対応したFeliCaリーダー/ライターを2011年4月以降順次発売する。 動作原理は以下のとおり。iPhoneやAndroidスマートフォンであらかじめスマート・サウンド・タッチ対応アプリを起動しておく。そのスマートフォンをスマート・サウンド・タッチ対応のFeliCaリーダーにかざすと、FeliCaリーダーが近接センサーにより感知、FeliCa非搭載を検知して音声を発する。発せられた音声をスマートフォンのアプリが認識し埋め込まれたデータを解析、設定された接続先にアクセスして、暗号化された端末情報などを送信する。これによりポイントを加算したり、ク
ITエンジニアにとって文書作成技術は欠かせません。日常のメールのやりとりにはじまり、要件定義書、機能仕様書、企画の提案書など、上司やチーム、顧客などに対して、文章でコミュニケーションをとる機会がとても多いからです。 連載『悪文と良文から学ぶロジカル・ライティング』では、論理的にわかりやすい文章を書くノウハウを伝授しています。ITエンジニアが日常的に用いるであろう文章を例に使い、どこが悪くてどう直せばいいのかといったポイントをわかりやすく解説しています。実践すれば、誰でもすぐにわかりやすい文書が書けるようになるはずです。 オリエンテーション ITエンジニアにとって「書く技術」とは? 文書の全体構成を組み立てられるようにする 内容を大きく分けて項目を立てる 適切な順番で項目を並べる 話の階層をそろえる 文章表現の基本ルールをマスターする 主語と述語を対応させる 修飾語と被修飾語をはっきりさせる
米Facebookは米国時間2009年9月10日,オープンソースのWebアプリケーション統合フレームワーク「Tornado」を発表した。複数のWebアプリケーションやソーシャル・サービスを統合し,リアルタイムに情報を更新できる。 リアルタイム性の高いWeb対応サービスの基盤を狙い,大量トラフィックの同時処理ができるよう設計した。スクリプト言語Pythonで開発したが,Djangoや米Googleのwebapp,web.pyといったPythonベースの既存Webアプリケーション・フレームワークに比べ高速だという。 テンプレートを用意しており,クッキー,ユーザー認証,セキュリティ,ローカライズ,静的ファイル配信などの機能も備える。Django用テンプレートも使用可能。 なおTornadoは,Facebookが先ごろ買収した米FriendFeedの技術を使って開発された(関連記事:Faceboo
グーグルは世界有数のハードウエアメーカーであり、ソフトウエアメーカーである。1990年代末に他に先駆けて「情報爆発」に直面し、いち早くそれに対応したグーグルのコンピュータは、従来のコンピューティングと比較すると常識外れにすら見える進化を遂げた。グーグルコンピューティングの特異さを10個紹介しよう。 (1)自前主義 グーグルは売上高を見ると「広告会社」だが、その実態は7000人を超えるエンジニアを抱える世界有数のメーカーである。しかもそのコンピューティングのあり方は、従来型のそれと大きく異なる(図1)。グーグルが“異形”のメーカーなのは、同社がハードもソフトも自前主義を貫いているからだ。 使用するサーバーはすべて自社開発だ。一部報道では、グーグルは台数ベースで米デルや米ヒューレット・パッカード(HP)に次ぐ「世界第3位」のサーバーメーカーだという。 サーバーだけではない。2007年、大手ネッ
何をするにも意志の力即ち精神力が一番大切であるから、強固な精神力を養う事を絶えず考えなくてはいけない。そして努力しなくてはいけない。(中略) 精神力を養う事は、何も大した事ではない。日常の生活で己れの我儘を封じる事が出来れば其の目的は半ば達せられる。 「朝眠くも時間が来たらガバと跳ね起きる」只々其の事だけでも目的の一部が達せられる。父は(中略)一日だって何時迄も寝て居ると云う様な我が儘はしなかった。其の外何でもキチンキチンと一分も間違いない様に物事をやってのけたが、簡単の様であって中々出来ないものだと思うがそれをやったのだ」。 『硫黄島からの手紙』(栗林忠道著、文藝春秋)に収録されている栗林忠道中将の手紙の中から、長男の太郎氏に宛てた一部を引用した。太平洋戦争有数の激戦地となった硫黄島の指揮官として赴任して以来、栗林中将は日本に残した家族に相当数の手紙を書いていた。大半は義井夫人と次女のた
1960 年生まれ,独身フリー・プログラマの生態とは? 日経ソフトウエアの人気連載「フリー・プログラマの華麗な生活」からより抜きの記事をお送りします。2001年上旬の連載開始当初から,現在に至るまでの生活を振り返って,週1回のペースで公開していく予定です。プログラミングに興味がある人もない人も,フリー・プログラマを目指している人もそうでない人も,“華麗”とはほど遠い,フリー・プログラマの生活をちょっと覗いてみませんか。 ※ 記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります。 世の中には,たった一人で仕上げるシステムもあれば,大勢のスタッフがよってたかって開発するシステムもある。だから,すべてを一緒くたにして論じるわけにはいかないと前置きしたうえでのお話である。 “はるか20年”ほど前,プログラム(あるいはシステム)は,大量生産の工業製品のように,「マニュアル通りに組み立てさえ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く