あなたは無能なリーダーで終わる? 裸の王様の落とし穴【新任役員の苦悩】編 (7) 自分の視界から不満を言う人が消えたら2022 / 6 / 28会社員社長1年目の教科書 トップがきちんと把握しておくべきマネジメントの基本とは何か。目の前の問題解決で実績をあげ、社長に上り詰めたとき、ふと不安がよぎったり自信が持てなくなったりする瞬間が訪れるかもしれない。そんな瞬間はマネジメントの一角を担う役員昇格のときにも訪れる。社長の悩みに寄り添ってきた気鋭のコンサルタントが意思決定のよりどころになる経営書を紹介するシリーズの後半は、そんな新任役員に向けてお届けする。 ◇ ◇ ◇ 社長も取締役も、「この中期経営計画が終わる頃には、もう自分はこの会社にはいないから」と、他人事で、やる気がなく会議にのぞんでいる。 自分もこうなる日が来るのだろうか。 あなたも必ず無能なリーダーになる 「人はいつ
「会社をつくるなんて、起業なんて、そんな大仰な事はとても……」と感じる方も多いのではないかと思います。会社設立の意義や狙い、事業の広げ方などについて、中小企業のバリュー開発・社員教育などを手掛けるsfidaM(スフィーダム、千葉県浦安市)代表の小沢松彦氏に聞きました。 以前に当欄「出世ナビ」で「12万円であなたも社長 第2の人生、仲間の力も宝に」という記事を書きました。これはセカンドキャリアの1つの選択肢として、あまり身構えずに、とりあえず会社という装置をつくってみることから始めてみてはという発想を勧めたものでした。 とはいえ、もちろん自分に提供できるサービスが何もなければ、会社をつくっても意味がありません。 ただ、誰しも長く働いて生きている中で、何かしらのスキルや力は備えているものです。それを自分で認識し、可視化できていないだけです。その可視化の方法はまた別の機会に譲ることにしますが、何
12万円であなたも社長 第2の人生、仲間の力も宝にセカンドキャリアの拓き方 ~50代会社員へのヒント(下)2021 / 6 / 15 50代以上が人口の半分を占める日本で、社会が元気になるためにはミドルエイジの活躍が不可欠。自立した第二の人生を送るためにも、セカンドキャリアをどのように切り拓(ひら)けばよいのか。自らも博報堂を早期退職してセカンドキャリア支援の法人立ち上げに参加し、後に自身の会社「sfidaM(スフィーダム)」と企業戦略の伴走支援ユニット「Halumni(ハルムナイ)」を設立。現在は経済同友会と兼業をしている小沢松彦さんが、ヒントを伝授する。 このコラムの上編「第2の人生のステップ 会社辞めず、週末バイトも有効」中編「潰しがきかない仕事はない 第2の人生、業種は幅広く」を通じて「会社にいながら副業・兼業を活用してセカンドキャリアのソフトランディングを考えよう」「選択肢は転職
経営理論には、時代ごとの流行がある。次世代のビジネスリーダーには、最新の考え方に目を配りながら自分の仕事に生かしていく姿勢が不可欠だ。今回は、こうした理論を理解するために欠かせないベーシックな知識を解説した『企業経営の教科書』を紹介する。学びをより深めるためのツールとして活用していただきたい。 ◇ ◇ ◇ 著者の遠藤功氏は早稲田大学商学部卒業。米ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。2020年6月にコンサルティングのローランド・ベルガー日本法人会長を退任したあと、独立系のコンサルタントとして活動しています。現職はシナ・コーポレーション代表取締役です。 これまでに三菱電機や複数の外資系戦略コンサルティング会社を経験しています。2016年まで約10年間、早稲田大学ビジネススクール教授を務めました。また、良品計画、SOMPOホールディングスなどいくつかの企業で社外取締役や経営顧問をするか
MBAより実践的 いま出世・転職に効く資格「PMP」エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子2019 / 2 / 8 業種や規模を問わず、事業変革や組織変革、新規事業開発に力を入れる企業が増えています。そこで重要となるのがプロジェクトマネジメントのスキルです。日経BP社の「日経xTECH」が2018年10月に発表した「昇給や昇進に役立つIT資格トップ20」によると、国際資格のPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)が調査4項目のうち、「実務に役立った」「昇進・昇格に役立った」の2項目でトップ、「転職に役立った」でも2位でした。今回は、IT(情報技術)業界に限らずキャリアアップに役立つPMPの資格に注目してみましょう。 プロジェクトマネジメントのプロを認定事業戦略の策定や組織づくりなど「経営」に近いポジションでの活躍を志向する方が積極的に学ぶのが経営学修士(MBA)で
10月2日に発足した第4次安倍改造内閣。そのテーマは、「生産性革命」と「人づくり革命」を車の両輪として、少子高齢化という課題に立ち向かっていくことで、具体策として70歳までの雇用機会拡大の検討を始めました。人生100年時代を迎え、70歳定年制が現実味を帯びてくる中、40代、50代の方々は、これから先70歳まで、またさらにその先も現役でイキイキと働き続けるために、今からどのようなキャリア選択をしていけばよいのでしょうか。 社会人としての時間はまだまだ長い現在40代、50代の皆さんは、70歳、あるいはさらにその先まで現役として働き続けるとすれば、これからまだ20~30年、もしかしたら40年ほどの社会人時間が待ち受けているわけです。私は50歳を過ぎ、今年で社会人30年目ですが、まだ20年余も第一線で働き続ける可能性が大きくなりました。そう考えると、これからの時間軸の長さに改めて驚いてしまいます。
プロが止める!「転職してはいけない人」の3つの特徴ミドル世代専門転職コンサルタント 黒田真行2016 / 6 / 10 「40代以上のミドル層はリストラ候補」と見なし、若年重視主義がまだまだ根強い日本企業。役職定年や配置転換など、新陳代謝を促すシステムは、人材不足といわれる今も静かに回り続けています。ただ、いくら居心地が悪くなったからといっても、すぐに転職をお勧めできない人も多数おられます。35歳以上のミドル世代専門に転職支援をしている立場から「転職してはいけない人」について触れておきたいと思います。 あくまで一般的傾向としての話ではありますが、転職の相談に来られる方の中で ●これまでの労働条件が比較的恵まれている方(企業規模・報酬・役職など) ●社外接点が少なく、転職などの経験値が少ない方 などは、いきなりの転職をお勧めしないことがあります。 特に「45歳以上で大企業勤務、年収1000万
「こんなに頑張っているのに評価してくれない」という不満は、転職を考えるきっかけで最も多い理由の一つです。米国の心理学者、エラノー・ウイリアム教授とトーマス・ギロビッチ教授の共同研究によると、自己評価は「自分が最も良かった状態」が基準になり、他者評価は「その人の行動の良いときと悪いときの真ん中」が基準となるそうです。評価の絶対的な正しさを測定するのは困難ですが、他者からの不本意な評価に揺さぶられず、自分が納得いくキャリアを築いていくにはどうすればよいのでしょうか。 自己評価は、他者から見た評価の2割増し日々、転職相談でお会いしている方々にきっかけを伺うと、「人事評価に対する不満」を挙げる人が半数近くおられます。 「自分が苦労して生み出した成果も、いつのまにか部長の成果にすり替えられている。それだけならまだしも、いくら頑張っても昇格や昇給で評価されない」(42歳・医療機器商社・営業課長) 「い
体重計や体組成計などの測定器具を製造・販売する、はかりメーカーから健康にまつわる総合事業を手がけるようになったタニタ。累計で500万部を超えるヒットとなったレシピ本からタニタ食堂が生まれ、今では企業・自治体向けに「健康プログラム」も提供する。次々と新しいビジネスを生み出してきた谷田千里社長に、どのように人材を育成しているかを聞いた。 失敗を通じて成長――タニタ食堂もタニタ健康プログラムも、社長の強いリーダーシップで生まれたビジネスのようですが、かなりトップダウン型なのですか。 「もともとは、これで行くぞと自分で方向性を決めてガンガン引っ張っていくタイプでした。ところが08年に社長に就任してから2年目に肺炎でダウン。医者からは『こんな肺炎球菌にやられるなんて、よほど体力が衰えてますね』と言われました」 「1週間入院して、熱にうなされながら『いままでのハイペースで行くと死ぬんだな』というのが身
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