旧野首教会(2010年10月2日) 旧野首教会(きゅうのくびきょうかい)は、長崎県の五島列島の野崎島(北松浦郡小値賀町)にあるキリスト教(カトリック)の聖堂である。現在、野崎島は無人島となっており、教会としては使用されていないが、1989年(平成元年)に長崎県指定有形文化財に指定され[1]、ユネスコの世界遺産(文化遺産)候補で2018年に登録審査が決まり、同年6月30日に世界遺産登録が決定した[2][3]「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する「野崎島の集落」(野首集落跡)に包括される教会である[4]。 内部の様子(許可を得て撮影) 野首集落跡の中の旧野首教会 1800年前後の寛政の時代に、大村藩領のキリシタンが五島藩の依頼により五島列島へ移住していった中で、平戸藩領だった野崎島の野首地区に移住した2家族7人がおり、この地の信仰のはじまりとなったと言われている。 明治時代になっ