中国で電気自動車一択に賭けた企業は軒並み苦戦し、メディアもPHEVこそ現実的選択という論調に変化してきた。写真はBYDの「秦PLUS DM-i」。 中国の新エネルギー車は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCV)を含む。EVにばかり光が当たっているが、実はPHEVの存在が大きい。EV一択に賭けた企業は軒並み苦戦し、中国メディアもPHEVこそ現実的選択という論調に変化してきた。その実情を探ってみよう。 新エネルギー車の4割がPHEV 中国乗用車市場信息聯席会の最新データによると、上半期の乗用車の販売台数は982万8000台で、前年同期に比べて3%の微増だった。新エネルギー車は同33%増の411万9000台だった。 電動汽車用戸聯盟の資料によると、6月に売り上げを計上したPHEVは130車種あった。上半期の販売台数は合計160万3163台。つまり、新エネルギ