インサイター insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like
先日の「それでも出版社が『生き残る』としたら」は結構な反響を呼びました。前回は電子出版時代における出版社(および編集者)は、どのような形で残るだろうかということを考えましたが、今回は「紙の本の将来」について考えたいと思います。 先日のエントリにはいくつかの疑問やご批判も寄せられていましたが、今回の「補足」エントリの反応とあわせて、後日まとめて「総括」エントリを書きたいと思います。 ●可能性1 紙の本は「美術工芸品」として生き残るのではないか 電子出版は今後大発展を遂げると思うのですが、物理的存在としての紙の本が完全に消滅するということは、さすがにないと思います。紙の本は長い歴史の中で、形態として完成したコンテナー(コンテンツの容器)だと思いますので、その視認性のよさや再生装置が不要であることなど、電子出版に比しての優位性はまだあります。 また、電子出版ではどうしても画面の大きさに制約があり
2010年02月04日02:00 カテゴリ書評/画評/品評 「大きめのiPhone」がむしろ日本でこそブレイクする理由 これは、「可能性が高い」ではなく実際そうなることが確認されている。 日本ではiPadは「大きめのiPhone」に過ぎない - 池田信夫 blog 「地域によっては一部の機能、アプリケーションをご利用いただけない場合があります」という断り書きがあるので、日本では3月に(Wi-Fi版が)発売されても、当分はiBooksは使えない可能性が高い。 だから、どうした。 iBooks Storeなんて、待つ必要がどこにあるのか。 Book Storeならすでに存在する iTunes Store にはすでに電子書籍という部門が存在する。 単体アプリということもあって今のところ画集や漫画が主だが、それでも「弾言」と「決弾」は多いに売れてくれた、いや今なお売れている。弾言しよう。読者は電子
「美人(イケメン)」か「不美人(ブサイク)」かというのは、意外と自己評価と他者評価が一致しないことがあるものである。人の好みは「蓼食う虫も……」というくらい驚くほど多種多様で、自分自身が美人か不美人かというのは、自分の好みに自分が合っているかどうかを表すだけで、他者からの評価と自己評価にはほとんど関連性が無いと言っていい。 しかし、自己評価における「美人」「不美人」は本人の行動には完全に一致する。自分自身が「美人」だと思っている人は、「私が行かなきゃ始まらないわよね」と積極的に合コンに行ったり、似合う(と思っている)のでオシャレやコスプレをする。自分自身が「不美人」だと思っている人は、「私が行ったって枯れ木にもならないじゃない」と合コンには行かないし、似合わない(と思っている)のでオシャレやコスプレはしない。傍から見て、うわあ……となるコスプレをやっている人がいるが、本人は可愛いと思ってい
先日、超美人でスタイル抜群の友人と『モテキ』の話をしていたところ(なぜスタイル抜群で超美人が『モテキ』を読むのかということも重要なポイントなのでしっかり覚えておいてください)、その友達が「いつかちゃんって、本当はいちばん男に好かれるタイプじゃないですか。なのに自分はモテないとか言っててムカつきますよね!」と言い出して、そそそういえば……と思いました。 私は『モテキ』3巻はっきり土井亜紀派なんですが、なぜそんなに土井亜紀に来るかというと、彼女の「女だから(土井亜紀の場合「美人だから」も加わる)ってラクに生きていけるわけない」っていうところ、自分なりにやりがいのある仕事を見つけて生きていきたいと思ってるところ、そして「私だって自信ないのよ?」「踏み込むのを怖がらないでよ」っていうところ、などなどなんですよね。土井亜紀は「女」である前に「個人」としての自意識や「社会に認められたい」っていう気持ち
自分は氷河期世代の一番下ぐらいだが 思春期に接したメディアやフィクションから 性欲を肯定されるようなメッセージを受けた印象はあまりない。 逆の印象なら一杯思い浮かぶ。 軽いとこでは「みっともないもの」「ダサいもの」「頭悪いもの」。 重いとこでは 「そのせいでプライドなく女に尽くしたり貢いだりしなきゃならなくなるもの」もしくは 「そのせいで女性を抑圧・攻撃し続けるもの無神経で邪悪なもの」とかそんな感じ。 バブルが弾けた世相だか 弾ける前のバブル世代のデート文化の残骸だか フェミニズムの高まりだか 童貞いじりネタの自家中毒・暴走だか、 原因がなんだかは知らないがとにかく性欲については 否定的・嘲笑的・懲罰的な刷り込みを受けた。 気がする。 それが大人になった頃には やれ経済に活気がないだの、非婚化だの、女が面白くないだのと、 それらの不満が全部2~30代の男に「元気がない(下品ないいかた!)」
雑感などを書いてみる。 個人的な用途 僕としての使い方は、 SnapScanで自炊スキャンした漫画用のビューア 未翻訳、糞翻訳な技術本を原著で読む 技術本が今すぐほしい時にとりあえず買う まだしばらく、Kindleストアは日本向けにサービスを開始しないと思われる。僕は英語の小説を読む趣味はない(そもそも日本語でも小説は読まない)ので、主にKindleで読むのは技術系の本と新聞、それに自炊物の漫画である。 ハードウェアについて 薄い 片手で持つと意外と重い(525g) 反応速度は予想通りややもっさり でも一度表示されてしまえば綺麗で読みやすい まわりの人に自慢して回った数名の反応を見ると、かなりの割合が画面にタッチしようとした。そういうアフォーダンスがあるのかもしれない。でも僕は本を読むだけの目的であれば、タッチパネルである必要はないように思う。BB2Cという、iPhone向けの2chブラウ
気づけばこのブログを書き始めて1年経ってました。 ブログタイトルの通り、iphoneアプリでどんだけ稼げるのかを検証するのがこのブログの目的であり、使命であります。 今回はこれまでにリリースしたアプリ達のダウンロード数と売上を惜しみなく完全公開します! 対象期間は始めてアプリをリリースした2009/02/13から2010/01/23までです。 表にするとこんな感じです。 アプリ名DL数売上(30%カット済) iPachi14,986- iSlot Pro1,698372,799 iTaskTimer1,067138,799 iTaskTimer Lite830- FakeCamera5,8276,886 総DL数は24,409ダウンロード。 総売上は518,484円でした。 (2000万なんて無理…) ちなみにアプリ販売にかかったコストは、iMac、iPhone3G、iPh
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