オープンソース界隈、ことに日本のそれは慢性的な人手不足である。やるべき作業、やったほうがいい作業はいくつも残っており、その大半は、時間こそかかるものの技術的にはそれほど困難というわけでもない。また、世の中には実際に手を動かして作業しないと分からないという物事も多くある。だから、オープンソースに若干でも興味をもたれた方は、どんどん自分のできることから手伝ってほしいと思う。しかし、そうは言っても「私にできることなんか…」と足踏みしてしまう人は多いようだ。筋金入りのフリーライダーならそれはそれで仕方がないが、何かしたい気持ちはあるのに腰が退けているだけならもったいない。そこで、そういった謙虚な方々を説得するため、以下のようなおとぎ話を考えた。 ここにスーパーハッカーと凡人がいたとしよう。そして、この世にはハックと、その他の雑用という二種類の仕事しか存在しないとする。どちらの仕事も必要である。スー