電車のドアが開く際に、乗客が戸袋に手や腕を引き込まれてけがをする事故が例年、六~八月に集中していることが、東京消防庁のまとめで分かった。鉄道関係者によると、暑さで汗ばんだ肌がドアに密着し、引き込まれやすいことが一因という。同庁は「特に指や手足が細い子供たちは、ドアに触れないように注意して」と呼び掛けている。 同庁によると、二〇〇五年四月~昨年末の約六年間で、戸袋に手足などを引き込まれて三百九十八人が負傷し、救急車で運ばれた。そのうち、半数近い百九十一人が夏場の六~八月に集中していた。 年齢別では、五歳以下の乳幼児が百七十七人で、四割以上を占める。時間帯では朝のラッシュ時に多発している。多くは打撲や擦り傷程度の軽傷だったが、指を切断したり骨折したケースもあった。 今年に入っては都営地下鉄浅草線で二月に、高輪台駅で停車した電車で、母親に抱かれた乳児が戸袋に脚を引き込まれた。助けようとした男性が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く