カメキチの目 『物語 食の文化』を長くかかって読了した。 その方の読書紹介と感想だけで自分が読んだような気にさせてくださる読者がおられ、刺激されて読んだものです(「爽風上々」さん、ありがとうございます)。 新書本で一般向け。ですが中身が濃く、新書版になる前は大著だったに違いありません。 「食」は生き物の本能。というか、生きることそのもの。 動物は生きるためのほとんどの時間とエネルギーを「食う」ことにあてている。 人間は、食うことから解放され、つまり少し「余裕」がうまれ、「文化」というものを創造するようになった。「食」そのものも文化となった。 『般若心経』に「空即是色」とあるけれど、まさしく 「生即是食」だ。 ブログでも、「食べる」「料理」は大繁盛(私も大好き)。写真だから食べられないが、みるだけでとても楽しい。 楽しいが、みるだけでは腹はふくれない。残念です。 本には、ありとあらゆる「食」