はじめに 金曜日の夜、ベッドの上でこの文章を書き始めている。 先週の土日は何をしていたかと聞かれたら、たぶん「寝てた」と答える。嘘ではない。ベッドにいた時間は長かった。ただ、眠っていたかというと怪しい。スマホを持ったまま横になって、気づいたら夕方だった。そういう二日間だった。 休んだのか、と聞かれると困る。 体は動かしていない。仕事もしていない。だから休んだと言えば休んだのだろう。でも、回復したかというと、していない。月曜の朝を迎える自分は、金曜の夜の自分より確実に疲れている。 何もしていないのに。何もしていないから、かもしれない。 30歳になった。エンジニアとして働いている。在宅勤務というやつだ。2025年、AIエージェントが当たり前になった時代を生きている。 AIは文句を言わない。疲れたとも言わない。24時間動ける。私にはそれができない。コーヒーがないと朝は動けないし、金曜の午後は集中

