おおさか東線は、吹田・東大阪・八尾市を含む大阪市東部の地域に、新大阪(大阪市淀川区)と久宝寺(八尾市)を結ぶ南北20.3キロメートルに計画された路線である。JR西日本が保有した片町線貨物支線である通称「城東貨物線」(吹田~八尾間)の施設や用地を活用しながら複線電化し、旅客営業路線とするものだ。 放出~久宝寺間9.2キロメートルは2008年3月に開業、新大阪~放出間11.1キロメートルが工事中である。すでに開業した放出~久宝寺間は「南区間」、工事中の新大阪~放出間は「北区間」と区別されている。 新路線設立までの長い道のり 大阪は周辺に向けた放射路線が多く、それらを郊外で結ぶ環状路線が少ない。そして新幹線駅である新大阪は大阪駅と別に存在し、JR在来線は東海道線(JR京都線)しか通じていないため、各方面からのアクセスに複数回の乗り換えを要することが珍しくない。そこで、その不便を改善し広域鉄道ネッ
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