男も女もみんな当事者である 星野 今日は「〝フェミニスト〟が生まれ変わる」というテーマで翻訳者のくぼたのぞみさんとトークをいたします。きっかけはくぼたさんが訳されたチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』(河出書房新社)を僕が読み、書評を書かせていただいたからです。まず、このテーマでこれだけたくさんの人に集まっていただけたこと自体、すごく希望のあることだと大変嬉しく思っております。 この本の新しさはフェミニスト、フェミニズムという言葉につけられてしまったイメージを脱して、現代のフェミニズム、フェミニストが目指していることを、非常にカジュアルでポップな観点からわかりやすく、ユーモアたっぷりに、かつ非常に精緻に説いたところです。最初に読んだとき、解放感というか、風通しがよい気分というか、体中がそうしたすがすがしさで満たされるような気持ちになりました。 くぼた こ
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