ホーム > コラム > 二村ヒトシ 映画と恋とセックスと > セックスだけでなく“愛”も危険なもの 小児性愛者の性的搾取描く「コンセント 同意」は、人の心の残念なシステムを知る映画 作家でAV監督の二村ヒトシさんが、恋愛、セックスを描く映画を読み解くコラムです。今回はフランスの作家ガブリエル・マツネフと14歳で性的関係を持っていた女性がその事実を告発した著書を映画化した「コンセント 同意」。 小児性愛嗜好を隠すことなく文学作品に仕立て上げ、既存の道徳や倫理への反逆者として注目を集めた作家マツネフと、文学を愛する少女ヴァネッサは同意の上で性的関係を結ぶ。しかし、そのいびつな関係は果たして“愛”だったのか? 二村さん独自の視点で分析します。 ※今回のコラムは本作のネタバレとなる記述があります。 セックスだけでなく“愛”も危険なもの 小児性愛者の性的搾取描く「コンセント 同意」は、人の心の残念な